【株式市場】日経平均は後場小動きに終始し小反落だがTOPIXは堅調で3日続伸

株式

◆日経平均は2万6656円61銭(11円74銭安)、TOPIXは1778.41ポイント(4.14ポイント高)、出来高概算(東証1部)は6億9480万株

 12月25日(金)後場の東京株式市場は、王子HD<3861>(東1)が急動意となり、株主優待を発表してから一段高など、個別物色の色彩が濃い相場になった。日本製鉄<5401>(東1)ブリヂストン<5108>(東1)が13時過ぎにかけて一段と強含み、景気敏感株の値動きが活発。日経平均は14時半過ぎに小高くなったが大引けは小安く小反落。TOPIXは3日続伸となった。

 後場は、ペガサスミシン<6262>(東1)が下期の業績回復動向に注目再燃とされて一段高。クシム<2345>(東2)は連日12月期末配当の増配が好感されて出直り継続。アズーム<3496>(東マ)は1月末の株式分割を先取る動きが再燃とされ出直り継続。京写<6837>(JQS)はベトナム拠点がJETROの海外支援事業に採択され急伸したまま活況高。

 25日は3銘柄が新規上場となり、ファンペップ<4881>(東マ)は9時28分に公開価格650円を10%上回る715円で初値をつけ、高値は前場の843円、大引けは780円。東和ハイシステム<4172>(JQS)は14時過ぎに気配値のまま上げる場合の本日上限値段の5300円(公開価格2300円の2.3倍)で初値がつき、その後5490円まで上げ、大引けは4300円。SANEI<6230>(東2)は10時47分に公開価格2200円を60%上回る3525円で初値がつき、高値は前場の4025円、大引けは2865円。

 東証1部の出来高概算は海外勢がXマス休暇で少なく6億9480万株(前引けは3億4992万株)、売買代金は1兆2548億円(同6483億円)。1部上場2188銘柄のうち、値上がり銘柄数は1312(前引けは1140)銘柄、値下がり銘柄数は764(同923)銘柄。

 また、東証33業種別指数は27業種(前引けは26業種)が値上がりし、値上がり率上位は、海運、パルプ紙、倉庫/運輸、建設、ゴム製品、その他金融、鉱業、不動産、鉄鋼、卸売り、などとなった。(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■地域と共に築いた「鮪解体ショー」で世界一の舞台へ  銚子丸<3075>(東証スタンダード)は、同…
  2. ■速乾・吸水機能を備えたブラ&ショーツ、11月7日から応援購入受付  グンゼ<3002>(東証プラ…
  3. 日産自動車 日産 NISSAN
    ■経営再建計画の一環として保有資産を最適化、20年間の賃貸借契約で本社機能維持  日産自動車<72…
2025年12月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031  

ピックアップ記事

  1. ■売り方手仕舞いで需給改善が後押し  師走相場では、リスクの大きい銘柄であっても、逆日歩のつく信用…
  2. ■師走相場は最終レースさながら、勝ち負け分ける「掉尾の一振」に熱視線  師走である。礼節一点張りの…
  3. ■金利環境改善が銀行株に追い風、逆張りの買いも有力視  今週の当コラムは、銀行株に注目することにし…
  4. ■「トリプル安」も怖くない!?逆張りのバリュー株ローテーションからは銀行株になお上値余地  「神風…
  5. ■気温急低下がシーズンストック相場発進を後押し  今週のコラムでは、バリュー株選好の別の買い切り口…
  6. ■「押し」のAI株より「引き」のバリュー株選好で厳冬関連株の先取り買いも一考余地  「押してだめな…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る