【話題】ネポンが『積雪によるハウス被害』への対策、数年に1度の寒波・積雪の予報に

■「降りはじめから屋根融雪を行い」「積もらせないようにする」

 農業用機器などのネポン<7985>(東2)が同社ホームページの「新着情報」「大切なお知らせ」コーナーに、『積雪によるハウス被害にご注意ください!』(12月28日付)と題したお知らせを掲示し、注目されている。

 天気予報によると、この年末年始は、数年に1度の強さの寒波が北海道・東北・北陸地方を中心に訪れる可能性が強く、積雪による被害に警戒すべきとのこと。ネポンの「お知らせ」では、<農業用ハウスでの融雪対策>として、天気予報に注意し、雪の降りはじめから直ちに「暖房設備の設定温度を出来るだけ高く設定して暖房する」「ハウスの内張りカーテンを開ける(ハウス屋根面や谷樋の温度を温める)」などの融雪処置を行うとしている。

 「ここで重要なポイントは、雪の降りはじめから屋根融雪をおこなうことにより、『ハウスに付着した雪を直ぐに融かし、積もらせないようにすること』」だそうだ。

■小型除雪機ならクボタ、ホンダ、ヤマハ、やまびこ、タカキタなど

 雪が積もってしまうと、「雪の断熱効果により部分的な融雪(高温部だけ融けてトンネル状態に空洞化)になってしまい、効果的な融雪をおこなうことが出来ません」という。

 また、「積雪を短時間で融かすことは非常に困難」で、「屋根への散水融雪については雪が湿って重量が増加し、ハウス倒壊の危険が増す恐れがありますので控えるようにしてください」とのことだ。

 なお、耕運機ぐらいの大きさの小型除雪機では、クボタ<6326>(東1)の除雪機「スノースラローム」シリーズや、ホンダ<7267>(東1)の「HSS」シリーズやブレード式の「ユキオス」シリーズ、ヤマハ発動機<7272>(東1)の「青い除雪機」シリーズ、やまびこ<6250>(東1)の除雪機「KT」「KS」シリーズ、などが手軽で、秋田新幹線や山形新幹線では、駅のホーム階段下などに常備されている姿をみかける。(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■全従業員にAI活用徹底、業務改革を本格化  LINEヤフー<4689>(東証プライム)は7月14…
  2. ■50年以上親しまれたかぜ薬が国内市場から姿を消す?  大正製薬は7月14日、塗るかぜ薬「ヴイック…
  3. ■鈴鹿8耐で新型CBコンセプト登場  ホンダ<7267>(東証プライム)は7月11日、大型ロードス…
2025年9月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ピックアップ記事

  1. ■01銘柄:往年の主力株が再評価、低PER・PBRで買い候補に  今週の当コラムでは、買い遅れカバ…
  2. ■日米同時最高値への買い遅れは「TOPIXコア30」と「01銘柄」の出遅れ株でカバー  日米同時最…
  3. ■東京株、NYダウ反落と首相辞任で先行き不透明  東京株式市場は米国雇用統計の弱含みでNYダウが反…
  4. ■株式分割銘柄:62社に拡大、投資単位引き下げで流動性向上  選り取り見取りで目移りがしそうだ。今…
  5. ■金先物相場を背景に産金株が収益拡大の余地を示す  東京市場では金価格の上昇を背景に産金株が年初来…
  6. ■大統領の交渉術が金融市場を左右し投資家心理に波及  米国のトランプ大統領は、ギリシャ神話に登場す…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る