【株式市場】<大納会>日経平均は後場一時4円高まで戻すが30年ぶりの2万7000円台で「達成感」もあり反落模様で年内取引を終える

株式

◆日経平均は2万7444円17銭(123円98銭安)、TOPIXは1804.68ポイント(14.50ポイント安)、出来高概算(東証1部)は少なく8億7819万株

 年内最後の取引日となった12月30日(水)後場の東京株式市場は、日本郵船<9101>(東1)日本航空<9101>(東1)が一段強含み、東京エレクトロン<8035>(東1)は下げ幅を縮め、主力株が再び動意づいた。日経平均はジリジリ戻し、14時半にかけて一時4円42銭高(2万7572円57銭)まで浮上。大引けは前日比で反落したが、終値で30年ぶりの2万7000円台はキープした。

 後場は、平和不動産<8803>(東1)が前日比プラス圏に浮上し、証券株の一角も上げ、株式市場の回復を投影。澤藤電機<6901>(東1)は高純度水素精製技術などへの注目が再燃し一段と出直り拡大。リビン・テクノ<4445>(東マ)ケイアイスター不動産<3465>(東1)グループとの提携など材料視されて出直り拡大。オーネックス<5987>(JQS)は洋上風力発電の拡充が追い風とされ一段高。

 東証1部の出来高概算は少なく8億7819万株(前引けは3億8351万株)、売買代金は1兆9606億円(同8527億円)。1部上場2187銘柄のうち、値上がり銘柄数は607(前引けは701)銘柄、値下がり銘柄数は1507(同1366)銘柄。

 また、東証33業種別指数は4業種(前引けは5業種)の値上がりにとどまり、空運、海運、石油/石炭、証券/商品先物、が高かった。(HC)

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