【株式市場】電子部品株など強く日経平均は朝方の142円安を下値に切り返し底堅い

株式

◆日経平均は2万7232円38銭(26円00銭安)、TOPIXは1793.66ポイント(0.93ポイント安)、出来高概算(東証1部)は少な目で4億6562万株

 1月5日(火)前場の東京株式市場は、NY株の新年初取引が全般反落だったため、株価指数の先物が先行安し、日経平均は取引開始直後に141円89銭安(2万7116円49銭)まで下押した。中で、ソニー<6758>(東1)や信越化学<4063>(東1)がほどなく上げ相場に転じ、TDK<6762>(東1)は終始堅調。日経平均は次第に回復し、一時21円40銭高(2万7279円78銭)まで浮上しながら底堅く推移した。

 タカキュー<8166>(東1)が毎月3~5日発表の月次速報に期待とされて急伸。神栄<3004>(東1)は物品輸送保管用の温湿度管理器がワクチン向けにとの思惑に加え信用取引規制により買い戻し増加の思惑があり急伸。ツインバード工業<6897>(東2)はワクチン保管輸送用の冷凍ボックス増産が言われて活況高、天昇電気<6776>(東2)は注射器などの医療廃棄物容器が注目され活況高。サンバイオ<4592>(東マ)は新薬候補の中間解析結果が米学会誌に載り好評価との発表が注目され出直り、フジプレアム<4237>(JQS)は追尾型太陽光発電や医療機器用貼り合わせ技術が言われて急伸。

 東証1部の出来高概算は少な目で4億6562万株、売買代金は1兆73億円。1部上場2187銘柄のうち、値上がり銘柄数は991銘柄、値下がり銘柄数は1070銘柄。

 また、東証33業種別指数は15業種が値上がりし、証券商品先物、金属製品、電気機器、海運、鉱業、非鉄金属、鉄鋼、などが高い。(HC)

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