ダイセキは業績予想の増額修正が好感され昨年来の高値を更新

■「3か月遅れる産廃処理受託量」が回復し鉛市況の回復も寄与

ダイセキ<9793>(東1)は1月6日、一段高で始まり、9時30分にかけて7%高の3325円(210円高)まで上げ、昨年来の高値を更新した。

 5日15時に第3四半期の連結決算と2月通期の業績予想の修正(増額修正)を発表し、2月通期の連結売上高は昨年6月に発表した予想を2.0%引き上げて500億円の見込みとし、連結営業利益は同11.8%引き上げて95億円の見込みとした。

 発表によると、同社は昨年6月に業績予想を減額したが、その後は、鉱工業生産指数が徐々に回復し、これに「約3か月程度遅れて影響が出る当社の産業廃棄物処理受託量も、8月を底とし、回復傾向を示し」てきた。また、土壌汚染関連事業も採算が回復。鉛再精錬事業も鉛市況の回復が寄与してきた。

 なお、ダイセキ環境ソリューション<1712>(東1)も5日発表の第3四半期決算が好感されて高い。(HC)

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