【注目銘柄】シンデンハイテックは業績上方修正を手掛かりに割安株買いが膨らみ続伸

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 シンデン・ハイテックス<3131>(JQS)は、前日6日に22円高の1550円と続伸して引けた。同社株は、昨年11月30日に今2021年3月期を上方修正し業績のV字回復を見込んでおり、ジャスダック市場の低PERランキングの第30位にランクされているのを手掛かりに割安株買いが増勢となった。テクニカル的にも、上方修正時にストップ高してマドを開けて急伸したあと下値を探り、このマド埋めをほぼ終了しており目先売りが一巡したとして大幅なリバウンド期待を高めている。

■新規有機ELビジネスが寄与し文教機器向けの液晶にも前倒し需要

 同社の今2021年3月期業績は、期初予想より売り上げが88億円、営業利益が2000万円、経常利益が2億1000万円、純利益が1億5000万円それぞれ引き上げられ売り上げ470億円(前期比6.1%増)、営業利益7億5000万円(同51.2%増)、経常利益6億8000万円(同2.33倍)、純利益4億6000万円(同2.48倍)と見込まれ、大幅に増収増益転換する。車載用機器・OA機器向けの需要減少やバッテリービジネスの開発遅延のマイナスを新規有機ELビジネスの強化や医療機器向けのタッチパネル、スマホ周辺機器向けの一部半導体、文教機器向けなどの液晶モジュールの前倒し需要などでカバーし、ドル金利低下による支払い利息の低下、為替差益の発生も加わった。

 なお今期配当は、株主への利益還元と必要な内部留保の確保のバランスを取る配当の基本方針のもと年間45円(前期実績45円)の安定継続を予定しているが、東洋経済会社四季報最新号では、45円~50円と増配含みと観測しており、業績上方修正ベースでは45円配当では配当性向が10%台に低下するだけに、動向が要注目となる。

■ストップ高で開けたマド埋めからPER6倍、PBR0.5倍の修正に再発進

 株価は、前期配当の権利落ちでつけた年初来安値731円から前期業績の下方修正では悪材料織り込み済みとして底上げ、今期業績のV字回復予想ではストップ高し、さらに昨年11月の今期業績の上方修正でもストップ高しマドを開けて12月7日につけた1850円の戻り高値まで約500円高、足元ではこのとき開けたマドを埋める下値調整を続けてきた。PERは6倍台、PBRは0.58倍、配当利回りも年間45円で2.90%と割安放置を示唆しており、昨年12月の戻り高値1850円奪回から同1月の昨年来高値1935円へキャッチアップしよう。

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