29日(金)のNYダウはGDP下方修正で急落、ギリシャ問題も再燃

ニューヨークNY NY

チャート7 5月29日(金)のNYダウはGDP下方修正で115   ドル安の1万8010ドルと、前日の35ドル安に続いて2日連続の下げとなった。

 米国1~3月のGDPが、速報値のプラス0.2%(年率)から確報値ではマイナス0.7%に下方修正された。ドル高の影響で輸出がふるわず貿易収支の赤字幅が拡大し、個人消費も冴えなかったという。

 さらに、5月の消費者マインド指数は90.7ポイントと6カ月ぶりの低水準という。また、4月末のギリシャの預金残高が2004年以来の水準まで低下、ギリシャ問題も再燃しているという。

 昨年10~12月のGDPプラス4.4%に比べ、米国景気実体は芳しくないといえる。早期の利上げ観測は後退することになりそうだ。とくに、米政府は今後、どの時点でドル高にブレーキを掛ける政策を採ってくるかが注目され始めているという。

 ドルは124円前半、原油は60ドル前半。

 なお、29日の日経平均は11日連騰となったことでNN倍率は1.141倍、とくに日経平均の上ザヤは2553ポイントへ大きく拡大した。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■金融・医療・公共分野に特化した高精度処理、低コストで安全運用可能  NTT<9432>(東証プラ…
  2. ■ジャイアンツ球場隣接の221邸、シニアの健康・交流を支える新拠点に  フージャースホールディング…
  3. ■IT・スタートアップ中心に若手CEO台頭、経営のスピード化が進展  帝国データバンクは10月14…
2025年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

ピックアップ記事

  1. ■鶏卵高騰・クマ被害・米政策転換、市場が注視する「3素材」  2025年11月、師走相場入りを前に…
  2. ■AI株からバリュー株へ資金移動、巨大テックの勢い一服  「AIの次はバリュー株」と合唱が起こって…
  3. ■日銀トレード再び、不動産株に眠る超割安銘柄  今週の投資コラムは、政策金利据え置きの投資セオリー…
  4. ■日銀据え置きでも冴えぬ不動産株、銀行株が主役に  株価の初期反応が何とも物足りない。10月30日…
  5. ■造船業再生へ3500億円投資要望、経済安全保障の要に  日本造船業界は、海上輸送が日本の貿易の9…
  6. ■高市政権が描く成長戦略、戦略投資テーマ株に資金集中  「連立政権トレード」は、早くも第2ラウンド…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る