ツインバード工業が再び上げる、「ワクチン接種、全国1万か所に超低温冷凍庫を配備」など注目される

■超低温フリーザーボックスFPSCへの注目衰えず

 ツインバード工業<6897>(東2)は1月18日、大きく出直り、14%高の1858円(224円高)まで上げる場面を見せて1月8日につけた昨年6月以来の高値2100円に向けて再び上げ基調となっている。

 昨年来、超低温で新型コロナワクチンを保管・輸送できるフリーザーボックスFPSC(フリー・ピストン・スターリング・クーラー)が買い材料視されており、1月16日、「ワクチン接種、全国1万か所拠点に…氷点下75度の超低温冷凍庫を配備」(読売新聞オンライン20時11分配信)と伝えられたことなどが大幅出直りの契機になったようだ。

 1月8日には通期業績予想の増額修正と「FPSC事業の受注状況等」を発表。米モデルナ社の新型コロナウイルス感染症ワクチン用ディープフリーザーとして、管理温度帯10度からマイナス40度(1度刻みの温度設定)の製品5000台を武田薬品工業<4502>(東1)との間で契約したことなどを発表した。(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■金融・医療・公共分野に特化した高精度処理、低コストで安全運用可能  NTT<9432>(東証プラ…
  2. ■ジャイアンツ球場隣接の221邸、シニアの健康・交流を支える新拠点に  フージャースホールディング…
  3. ■IT・スタートアップ中心に若手CEO台頭、経営のスピード化が進展  帝国データバンクは10月14…
2025年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

ピックアップ記事

  1. ■気温急低下がシーズンストック相場発進を後押し  今週のコラムでは、バリュー株選好の別の買い切り口…
  2. ■「押し」のAI株より「引き」のバリュー株選好で厳冬関連株の先取り買いも一考余地  「押してだめな…
  3. ■鶏卵高騰・クマ被害・米政策転換、市場が注視する「3素材」  2025年11月、師走相場入りを前に…
  4. ■AI株からバリュー株へ資金移動、巨大テックの勢い一服  「AIの次はバリュー株」と合唱が起こって…
  5. ■日銀トレード再び、不動産株に眠る超割安銘柄  今週の投資コラムは、政策金利据え置きの投資セオリー…
  6. ■日銀据え置きでも冴えぬ不動産株、銀行株が主役に  株価の初期反応が何とも物足りない。10月30日…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る