【株式市場】NY株安や東京五輪に関する報道などで日経平均は朝408円安まで下げたが前引けは半分戻す

株式

◆日経平均は2万8282円74銭(236円44銭安)、TOPIXは1847.47ポイント(9.14ポイント安)、出来高概算(東証1部)は4億7873万株

 1月18日(月)前場の東京株式市場は、前週末のNY株続落や海外で伝えられた東京五輪の中止観測などを受け、株価指数の先物が先行安となり、日経平均は取引開始直後に407円64銭安(2万8111円54銭)まで急落する場面があった。ただ、半導体・電子部品関連株は朝寄り直後を安値に切り返し、TDK<6762>(東1)は10時頃からプラス圏に浮上。JR東海<9022>(東1)も高い。日経平均は次第に下げ幅を200円台まで回復した。

東京エネシス<1945>(東1)が電力供給の逼迫や三菱地所<8802>(東1)のオフィスビル再生エネ転換報道などで上げに弾みがつき一時ストップ高。岩谷産<8088>(東1)加地テック<6391>(東2)などの水素エネ関連株も活況高。Mipox<5381>(JQS)はパワー半導体の飛躍的な生産性向上を促す装置の開発が注目され2日連続ストップ高。リックソフト<4429>(東マ)は四半期決算などが材料視され大幅続伸。

 東証1部の出来高概算は4億7873万株、売買代金は1兆228億円。1部上場2189銘柄のうち、値上がり銘柄数は861銘柄、値下がり銘柄数は1185銘柄。

 また、東証33業種別指数で値上がりした業種は3業種にとどまり、電力/ガス、精密機器、空運、が高い。(HC)

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