イワキが後場一段と強含む、13時半からのオンライン決算説明会で今期予想は新型コロナの影響を重く見積もったと解説

■「もし新型コロナ流行が早く収束したりインバウンドが帰ってくれば」、と

イワキ<8095>(東1)は1月19日の後場、一段と強含み、14時にかけて651円(13円高)まで上げ、18日につけた2000年以降の高値655円に迫った。

 この日13時30分からオンラインで決算説明会を開催しており、岩城慶太郎社長は、今期の連結業績予想について、「これは新型コロナの影響を、かなり考えて、ストレスをかけての予想。なので、もし新型コロナの流行が早めに収束したり、インバウンドが帰ってくる、ということになれば、かなり変ってくると思われる」と語った。

 今期・2021年11月期の連結業績予想は、売上高が730億円(前期比11.7%増)、営業利益は26億円(同27.8%増)、純利益は20億円(同0.8%増)。各項目とも過去最高を更新する。

 同社は1月13日、決算発表と同時に新中長期ビジョン「Astena2030『Diversify for Tomorrow』」などを発表し、2030年の連結売上高1300億円以上(20年11月期は653.4億円)、自己資本当期純利益率(ROE)13.0%以上(同9.4%)を掲げた。

 21年6月には持株会社体制に移行し、社名を「アステナホールディングス株式会社」とする。(HC)

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