【株式市場】東京五輪に関する報道などで日経平均は朝229円安まで下げたが次第に回復

株式

◆日経平均は2万8646円99銭(109円87銭安)、TOPIXは1857.15ポイント(3.49ポイント安)、出来高概算(東証1部)は6億4061万株

 1月22日(金)前場の東京株式市場は、英タイムズ紙が東京五輪の中止に関する記事を載せたとされたことなどを受け、景気敏感株でもある日本製鉄<5401>(東1)三越伊勢丹<3099>(東1)などが安く始まり、日経平均は取引開始後に229円70銭安(2万8527円16銭)まで下げた。一方、富士通<6702>(東1)などは好決算への期待などが言われて堅調。日経平均は前引けにかけて徐々に持ち直した。

資生堂<4911>(東1)が量販店向け日用品事業の売却観測報道を受けて上げ、パナソニック<6752>(東1)シャープ<6753>(東1)は2018年以来の高値を更新。JFEコンテイナー<5907>(東2)は高圧水素燃料容器などへの注目再燃とされ出直り拡大。弁護士ドットコム<6027>(東マ)はマイナンバーの電子認証サービスが注目され出直り拡大。サン電子<6736>(JQS)は月末から本格化する四半期決算発表に期待とされ急伸。

 東証1部の出来高概算は6億4061万株、売買代金は1兆2429億円。1部上場2190銘柄のうち、値上がり銘柄数は707銘柄、値下がり銘柄数は1360銘柄。

 また、東証33業種別指数は14業種が値上がりし、海運、石油/石炭、化学、電力/ガス、建設、ゴム製品、その他製品、精密機器、などが高い。(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■開発者や投資家に加え、警鐘を鳴らす識者やアーティストも選出、多様な視点でAIの未来を問う  米T…
  2. 【効率化の先に広がる新しい働き方のルール】 ■広がり始めた「AI格差」  生成AIの利用が急速に…
  3. ■R35 GT-R最終生産、累計4万8000台が築いた伝説  日産自動車<7201>(東証プライム…
2025年10月
 12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728293031  

ピックアップ記事

  1. ■造船業再生へ3500億円投資要望、経済安全保障の要に  日本造船業界は、海上輸送が日本の貿易の9…
  2. ■高市政権が描く成長戦略、戦略投資テーマ株に資金集中  「連立政権トレード」は、早くも第2ラウンド…
  3. ■全市場のわずか1.4%、希少な高配当利回り銘柄が浮上  株式市場では、高配当利回りを持つ10月決…
  4. ■「高市祭り」への期待と警戒交錯、資金は安定配当株へシフト  10月終盤相場は、「高市祭り」か「高…
  5. ■自民党総裁選と連立問題が相場を左右、短期急伸と急落を交錯  高市トレードは、まるで「超高速エレベ…
  6. ■東京市場、リスクオンとリスクオフが交錯、安全資産関連株に注目  週明けの東京市場は、米国株反発に…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る