【株式市場】日経平均は「節分天井」など意識され後場294円安まで下押したまま小動きを続け反落

株式

◆日経平均は2万8546円18銭(276円11銭安)、TOPIXは1848.00ポイント(14.00ポイント安)、出来高概算(東証1部)は10億7061万株

 1月26日(火)後場の東京株式市場は、「節分天井、彼岸底」もしくは「戎(えびす)天井、天神底」と新春相場の後の調整が意識された。個別物色の展開になり、日経平均は時間とともに下値を切り下げ、14時にかけて294円48銭安(2万8527円81銭)まで下押し、大引け間際に再度この水準に迫る場面があった。

 後場は、東京電力HD<9501>(東1)が刈羽柏崎原発の再稼働への期待などで一段高。キヤノン電子<7739>(東1)業績予想の増額が好感されて一段高。ユニバンス<7254>(東2)は大手取引先の日産自<7201>(東1)のフィリピン生産3月終了による国内回帰などが言われて一段高。ヘッドウオータース<4011>(東マ)は12月決算の一段上振れに期待とされ出直り幅拡大。朝日ラバー<5162>(JQS)はシリコーンゴムでの超親水性処理技術開発・耐滅菌性などの新技術が注目されストップ高。

 東証1部の出来高概算は10億7061万株(前引けは5億1895万株)、売買代金は2兆3130億円(同1兆949億円)。1部上場2190銘柄のうち、値上がり銘柄数は830(前引けは703)銘柄、値下がり銘柄数は1276(同1389)銘柄。

 また、東証33業種別指数は4業種(前引けは7業種)の値上がりにとどまり、値上がり率上位は、電力/ガス、水産/農林、食料品、医薬品、となった。(HC)

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