【株式市場】半導体株が一服し日経平均は後場一進一退だが堅調に推移し反発

株式

◆日経平均は2万8635円21銭(89円03銭高)、TOPIXは1860.07ポイント(12.07ポイント高)、出来高概算(東証1部)は11億5958万株

 1月27日(水)後場の東京株式市場は、三井不動産<8801>(東1)が一段と強い展開となるなど、不動産株が2021年の景気回復期待などから出直りを強め、ハウス食品G本社<2810>(東1)などもジリ高となった。一方、新春相場を牽引してきた半導体株がさえず、日経平均は後場折から大引けまで80円高前後(2万8630円前後)で横ばいを続けた。前日比では反発。

 後場は、キヤノン<7751>(東1)が13時過ぎにかけて一段高となり、グループ会社の業績回復などに期待が強まり、パナソニック<6752>(東1)シャープ<6753>(東1)は白もの家電好調などで高値を更新。ウェルス・マネジメント<3772>(東2)
特別株主優待が注目され前場急伸したまま高値圏で推移。メドレックス<4586>(東マ)は「マイクロニードル」関連機器の特許材料が再燃とされ再び急伸。ジオマテック<6907>(JQS)三井金属<5706>(東1)と共同の次世代半導体チップ実装用特殊ガラスキャリアの量産開始が注目されて2日連続ストップ高。

 東証1部の出来高概算は11億5958万株(前引けは5億9128万株)、売買代金は2兆6188億円(同1兆2960億円)。1部上場2190銘柄のうち、値上がり銘柄数は1291(前引けは1970)銘柄、値下がり銘柄数は814(同898)銘柄。

 また、東証33業種別指数は23業種(前引けは17業種)が値上がりし、値上がり率上位は、不動産、電気機器、食料品、その他製品、機械、建設、パルプ/紙、卸売り、化学、水産/農林、輸送用機器、などが高い。(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■ガソリン・軽油の暫定税率廃止法成立  ガソリン暫定税率廃止法は11月28日に成立し、ガソリン税2…
  2. ■うつ・統合失調症・発達障害を脳から理解する、最前線研究を平易にまとめた一冊  翔泳社は11月25…
  3. 【新築マンションの短期売買を分析】  国土交通省は11月25日、三大都市圏および地方四市の新築マン…
2025年12月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031  

ピックアップ記事

  1. ■「大きく産んで小さく育てる」IPO市場、期待裏切る後半戦  48勝2分10敗である。2025年の…
  2. ■日銀イベント通過で円高前提、紙・パ株が師走相場の主役候補  今週のコラムは、日銀の金融政策決定会…
  3. ■FOMC通過も市場は波乱、金利と為替に残る違和感  FRB(米連邦準備制度理事会)のFOMC(公…
  4. ■眠れる6900トンの金が動き出す、「都市鉱山」開発でリデュース株に追い風  今週の当コラムは、金…
  5. ■天下分け目の12月10日、FRB利下げで年末相場は天国か地獄か?  天下分け目の12月10日であ…
  6. ■AI・データセンター需要拡大に対応、測定能力は従来比最大2倍  リガク・ホールディングス<268…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る