【株式市場】米金利上昇などで先物が先行安し日経平均は一時949円安まで下げるが徐々に回復

株式

◆日経平均は2万9446円17銭(722円10銭安)、TOPIXは1888.18ポイント(37.05ポイント安)、出来高概算(東証1部)は7億3432万株

 2月26日(金)前場の東京株式市場は、NY株の金利上昇などによる大幅反落を受け、株価指数の先物が先行安し、日経平均は414円安で始まり9時40分頃に949円12銭安(2万9219円15銭)まで下押す場面があった。ただ、新規上場の2銘柄(下段)は買い気配を上げ続け、業績予想を増額した住友電工<5802>(東1)は10時頃から堅調転換。日経平均も徐々に持ち直した。

 国内金利も上昇し、新発20年債利回りは18年12月以来の水準とされ、第一生命HD<8750>(東1)は9時半頃に堅調転換してジリ高傾向。綿半HD<3199>(東1)は株主優待の拡充が好感されて朝寄りから終始堅調。ギグワークス<2375>(東2)は株式分割が好感され終始堅調。G-FACTORY<3474>(東マ)は廉価うな丼チェーンのタイ国変化委発表など材料視されストップ高。菊水電子<6912>(JQS)は利益予想の増額修正などで急動意。

 新規上場2銘柄のうち、室町ケミカル<4885>(JQS)は買い気配を上げ、11時23分公開価格820円を74%上回る1424円で初値がつき、あと1534円まで上げて前引けとなった。coly(コリー)<4175>(東マ)は買い気配のまま前場は値がつかず、前引けは公開価格4130円を93%上回る7990円の買い気配。

 東証1部の出来高概算は7億3432万株、売買代金は1兆1897億円。1部上場2194銘柄のうち、値上がり銘柄数は394銘柄、値下がり銘柄数は1733銘柄。

 また、東証33業種別指数は全33業種が値下がりし、値下がり率の小さい業種は、鉱業、石油/石炭、水産/農林、銀行、電力/ガス、保険、ゴム製品、鉄鋼、空運、など。(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■更新前のスーパーコンピュータの約4倍の計算能力  富士通<6702>(東証プライム)は2月21日…
  2. ■両社の資源を有効活用しSDGsに貢献  伊藤忠商事<8001>(東証プライム)グループのファミリ…
  3. ■純正ミラーと一体化し、左後方の視界を広げる  カーメイト<7297>(東証スタンダード)は、純正…
2024年3月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

ピックアップ記事

  1. ■投資と貯蓄の狭間で・・・  岸田内閣の「資産所得倍増プラン」は、「貯蓄から投資へ」の流れを目指し…
  2. ■「ノルム(社会規範)」解凍の序章か?植田新総裁の金融政策正常化  日本銀行の黒田東彦前総裁が、手…
  3. ■「日経半導体株指数」スタート  3月25日から「日経半導体株指数」の集計・公表がスタートする。東…
  4. ■投資家注目の適正株価発見ツール  日銀の価格発見機能が不全になる可能性がある中、自己株式取得が新…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る