ツインバードが米モデルナ製新型コロナワクチン用超低温保冷庫の追加受注などで業績予想を増額修正

■厚労省向け、米社向けなどで累計受注総額26億円、今期計上は12億円に

ツインバード工業<6897>(東2)は2月26日の15時、今2月期の連結業績予想の増額修正を発表し、営業利益は従来予想を最大95%上回る6.23億円(従来予想は3.2億円から4.3億円)に見直した。

 発表によると、米モデルナ社の新型コロナウイルス感染症ワクチン用ディープフリーザー「SC-DF25WL」の受注台数が、この1月に適時開済みの武田薬品工業<5402>(東1)向けに加え、厚生労働省向け5千台の追加受注により累計1万台に達した。

 また、米国の取引先Global Cooling, Inc.(米オハイオ州)からもフリーザーボックス(極低温保冷用容器、部品供給)約6500台の追加受注を受けた。

 これら上記2件の追加受注により、新型コロナワクチンに関連する超低温保冷庫の受注総額は、2021年1月8日開示情報からの受注累計を含め、約26億円(うち、2021年2月期業績予想に含まれる売上高は約12億円)になるとした。(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■半導体パッケージの微細化に対応、LDI露光で1.0μm幅パターンを実現  旭化成<3407>(東…
  2. ■物流費やエネルギーコストの上昇受け、企業努力では限界  亀田製菓<2220>(東証プライム)は5…
  3. ■約100種類の実践講座で次世代エンジニアを育成  トヨタグループ5社は5月22日、AI・ソフトウ…
2025年7月
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
28293031  

ピックアップ記事

  1. ■祝日と金融政策が交錯する7月  7月は、7月21日が「海の日」が国民の祝日に制定されてからフシ目…
  2. ■「MMGA」効果の造船株・海運株は「海の日」月間キャンペーン相場も加わり一段高を期待  あと1カ…
  3. ■選挙関連の「新三羽烏」の株価動向をウオッチ  足元では野党が石破内閣への内閣不信認決議案提出を見…
  4. どう見るこの相場
    ■米、イラン核施設を電撃空爆、緊張激化へ  「2週間以内」と言っていたのが、わずか「2日」である。…
  5. ■イスラエル・イラン衝突でリスク回避売りが優勢に  イスラエルのイラン攻撃を受け、13日の日経平均…
  6. ■ホルムズ海峡封鎖なら「油の一滴は血の一滴」、日本経済は瀬戸際へ  コメ価格が高騰する「食料安全保…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る