【株式市場】中東情勢など注視され日経平均は後場一時348円安まで下げ大幅反落

株式

◆日経平均は2万9408円17銭(255円33銭安)、TOPIXは1894.85ポイント(7.63ポイント安)、出来高概算(東証1部)は12億9267万株

 3月2日(火)後場の東京株式市場は、イスラエルの貨物船が攻撃された事件とイランの出方などが注視され、日経平均は前引けより150円安で始まり、ほどなく348円68銭安(2万9314円82銭)まで下押した。しかし、トヨタ自<7203>(東1)ソニー<6758>(東1)などは後場寄り後を安値に持ち直した。日経平均もこの値を下値に一進一退となり、大引けは反落だが下げ渋った。

 後場は、スシローGHD<3563>(東1)が京樽へのM&Aや証券会社の投資判断を材料に一段高。インテリジェントW<4847>(東1)
銀行業界のシステム点検需要への期待などが言われ次第高。ヴィスコ・テクノ<6698>(東2)は車載用半導体不足・増産が追い風とされて次第高。ドラフト<5070>(東マ)は一段高となりコロナ対応の設計デザイン拡大などへの期待拡大。夢真HD<2362>(JQS)は一段ジリ高となり4月1日付でのビーネックスG<2154>(東1)との経営統合への期待が継続。日本銀行<8301>(出資証券・JQS)はアベノミクス開始以来買い上げてきた資産がすべて利食い状態とされ大幅続伸。

 東証1部の出来高概算は12億9267万株(前引けは6億6826万株)、売買代金は2兆6132億円(同1兆2574億円)。1部上場2194銘柄のうち、値上がり銘柄数は745(前引けは533)銘柄、値下がり銘柄数は1346(同1587)銘柄。

 また、東証33業種別指数は8業種(前引けは7業種)が値上がりし、値上がり率上位は、水産農林、その他金融、機械、精密機器、証券商品先物、建設、などとなった。(HC)

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