【注目銘柄】フェリシモは続落もV字回復業績を見直し決算発表に期待を高め逆張りが交錯

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フェリシモ<3396>(東1)は、前日4日に9円安の1282円と6営業日続落して引けた。日経平均株価が、628円安と急反落し今年2番目の下げ幅でフシ目の2万9000円台を割ったことが響いて同社株にもポジション調整の売り物が続いた。ただ取引時間中につけたこの日の安値1251円から30円幅引き戻して引けており、下値には売られ過ぎとしての逆張りの買い物も交錯した。同社は、今年4月7日に2月期決算の発表を予定しており、目下集計中の2021年2月期業績を期中に3回も上方修正し、利益がV字回復し配当も増配しており、次期2022年2月期業績に期待し先取りしていることが背景となっている。新型コロナウイルス感染症に関わる緊急事態宣言が、2月28日に関西圏など6府県で解除されたが、首都圏1都3県は、期限の3月7日から2週間延長されることも、同社のカタログ通販になお巣ごもり消費が続くとしてサポート材料視されている。

■純利益は期初予想を10億円超も上ぶれ前期比3.2倍増益

 同社が目下集計中の2021年2月期業績は、昨年9月、今年1月、同2月と3回も上方修正された。新型コロナウイルス感染症の感染拡大による外出自粛で在宅時間が長期化し、同社のカタログ通販でファッションアイテムや雑貨商品などの売り上げが計画を上回ったことが寄与した。この3回の上方修正で期初予想より売り上げは合計34億8400万円、営業利益は12億8300万円、経常利益は12億3600万円、純利益は10億6900万円それぞれ上ぶれ、売り上げ330億7100万円(前の期比15.6%増)、営業利益13億4100万円(同4.41倍)、経常利益13億6400万円(同3.73倍)、純利益11億7400万円(同3.21倍)とV字回復し、小売業のなかでも出色の業績高変化率となる。

 続く2022年2月期業績の動向については、4月7日の決算発表時の業績ガイダンスを待たなければならないが、他社向けの物流・IT支援の新規事業も積極推進することなどから続伸も期待される。なお2021年2月期の配当は、今年1月18日に建設していた新社屋が竣工し移転した記念配当10円を上乗せして年間15円(前の期実績5円)に増配した。

■PER7倍、PBR0.5倍の修正で底上げし急騰再現期待も

 株価は、昨年9月の1回目の業績上方修正に大きく反応してストップ高で窓を開けて昨年来高値1673円まで急騰し、今年1月の2回目の上方修正出では限定的な反応にとどまり1252円まで調整し、2月の3回目の上方修正と増配では窓を開けて1466円の戻り高値まで買い直されたが、配当権利落ちとともにほぼ往って来いとなった。足元では、1月安値へ下ヒゲを伸ばして下値を確認しているが、PERは7倍台、PBRは0.51倍と大きく割り負けており、昨年9月の急騰再現期待を強めて底上げに再発進、昨年来高値1673円を目指そう。

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