ラクーンホールディングスは21年4月期3Q累計大幅増収増益

(決算速報)
 ラクーンホールディングス<3031>(東1)は、3月4日の取引時間終了後に21年4月期第3四半期累計連結業績を発表した。大幅増収増益だった。通期予想を据え置いたが、企業間取引の構造的変化(デジタルシフト)も追い風であり、通期ベースでも好業績を期待したい。株価は戻り高値圏から急反落の形となったが、好業績を再評価する動きを期待したい。

■21年4月期3Q累計大幅増収増益

 21年4月期第3四半期累計連結業績は、売上高が前年同期比28.2%増の32億46百万円と大幅増収で、EBITDAが68.6%増の10億68百万円、営業利益が82.0%増の9億59百万円、経常利益が80.6%増の9億56百万円、四半期純利益が86.4%増の6億30百万円と大幅増益だった。企業間取引の構造的変化(デジタルシフト)も追い風となっている。

 EC事業は43.7%増収で48.0%増益だった。流通額が64.3%増と大幅に拡大した。企業の営業活動のデジタルシフトなども追い風として、スーパーデリバリーの会員数・出展企業数が順調に増加した。

 フィナンシャル事業は11.8%増収で117.4%増益だった。Paid取扱高(グループ内含む)が15.9%増、保証残高(T&G売掛保証、URIHO、家賃保証)が15.4%増と伸長した。利益面では、保証履行額が減少傾向で推移しているため、保証履行引当金、求償引当金および貸倒引当金を見直した結果、売上原価率が大幅に低下した。

 通期連結業績予想(9月3日に上方修正)は据え置いて、売上高が44億50百万円~46億円(20年4月期比28.0%増~32.3%増)、EBITDAが13億30百万円~14億10百万円(同56.7%増~66.2%増)、営業利益が11億80百万円~12億70百万円(同67.1%増~79.9%増)、経常利益が11億60百万円~12億50百万円(同63.7%増~76.4%増)、当期純利益が7億40百万円~8億円(同64.0%増~77.3%増)としている。

 通期予想レンジ上限値に対する第3四半期累計の進捗率は売上高70.6%、EBITDA75.7%、営業利益75.5%と順調である。企業間取引の構造的変化(デジタルシフト)も追い風であり、通期ベースでも好業績を期待したい。

■株価は上値試す

 株価は戻り高値圏から急反落の形となったが、好業績を再評価して上値を試す動きを期待したい。3月4日の終値は1890円、時価総額は約423億円である。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■オーダーメイド開発と人材リスキリングで業務変革を伴走支援  ベルシステム24ホールディングス<6…
  2. ■調査件数拡大と効率化で追徴税額1431億円  国税庁は12月、令和6事務年度における所得税および…
  3. ■企業の6.5%がクマ出没による業務影響と回答、宿泊業で4割に迫る  東京商工リサーチ(TSR)は…
2026年1月
 1234
567891011
12131415161718
19202122232425
262728293031  

ピックアップ記事

  1. ■地方銀行:収益改善、昨年11月の業績上方修正が寄与  昨年来高値更新銘柄の1割超を占める銀行株は…
  2. ■超短期決戦の総選挙で市場動向が政治判断に影響  いよいよ衆議院議員選挙だ。みょう27日に公示され…
  3. ■AI以外に目を向けよ、割安株に潜む上昇機会  1980年代のバブル相場では、産業構造改革で「軽薄…
  4. ■利上げと解散総選挙、日本経済の分岐点迫る  今週は、運命の1月22日、23日が控えている。1月2…
  5. ■上場来高値更新の金先物、産金・再資源化・再販株に資金集結  当コラムでは昨年来、何度も金関連株を…
  6. ■地政学リスクの影が迫る市場、ヘッジ先は金関連株にあり  しばしばニュースで報じられる高齢ドライバ…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る