【株式市場】NY株高を受け日経平均は朝方392円高まで上げるが金利上昇などで値を消す

株式

◆日経平均は2万8926円08銭(61円71銭高)、TOPIXは1904.86ポイント(8.68ポイント高)、出来高概算(東証1部)は増加し8億767万株

 3月8日(月)前場の東京株式市場は、前週末のNYダウ大幅高などを受け、日経平均は先物主導型で急反発し、取引開始後に391円58銭高(2万9255円90銭)まで上げた。引き続きワクチン接種普及後の景気回復期待などで景気敏感株が強く、日本製鉄<5401>(東1)鹿島<1812>(東1)が高い。半面、半導体株などは重く、日経平均は11時頃まで上げ幅200円台を保ったが、前引けにかけては金利上昇などが言われて急速に値を消した。

 10年国債などの利回り上昇を受け第一生命HD<8750>(東1)はジリ高。国際石油帝石<1605>(東1)はサウジの石油施設への攻撃などを受け一段高。ミズホメディー<4595>(東2)今期の大幅増益予想やPCR検査拡大論などが言われ一段高。ファンデリー<3137>(東マ)は在宅勤務の拡大などにより健康食への関心が増加とされて出直り、ニレコ<6863>(JQS)はドイツ企業との提携などが言われ急伸。

 東証1部の出来高概算は増加し8億767万株、売買代金は1兆4660億円。1部上場2194銘柄のうち、値上がり銘柄数は1341銘柄、値下がり銘柄数は736銘柄。

 また、東証33業種別指数は27業種が値下がりし、鉱業、鉄鋼、石油/石炭、証券/商品先物、保険、銀行、電力/ガス、医薬品、不動産、などが高い。(HC)

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