アスカネットが急伸、空中結像「樹脂製」プレートの大型化と四半期決算に注目集中

■「非接触タッチパネル」用途などに期待強まる

アスカネット<2438>(東マ)は3月9日、急伸し、取引開始後に15%高の1083円(138円高)まで上げた後も11時にかけて1060円前後で推移。3月2日以来の1000円台復帰となっている。

 8日15時、第3四半期決算と空中結像を可能にする「ASKA3Dプレート」の大型版樹脂製の販売受付開始を発表し、注目集中となった。

 空中結像を実現した同プレートは「非接触タッチパネル」用途などに注目され、ガラス製と樹脂製で展開。現段階ではガラス製のほうが大型化・高輝度・精細結像化で先行している。一方、樹脂製は低価格で提供できる。発表によると、従来の最大サイズ200mm×200mmに対し、要望をうけ、より大きな樹脂製プレートの開発に着手し、このたび、250mm×250mmの供給が可能になった。3月9日開催の展示会「リテールテックJAPAN 2021」でサンプルを展示し、4月1日から開始する。

 第3四半期決算は、新型コロナによる冠婚葬祭の自粛などにより、期初からの累計(2020年5月~21年1月)では連結営業利益が前年同期比78%減などとなったが、3ヵ月ごとにみると直近の回復が目立つものになった。(HC)

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