ナカボーテックは上場来の高値、「白金の供給不足緩和」が起爆剤との見方

■すでに業績好調でジリ高、電気防食用の白金電極に連想働く

ナカボーテック<1787>(JQS)は3月11日の後場、一段高となり、寄り後に16%高の6450円(910円高)まで上げて上場来初の6000円台に進んでいる。

 防食(サビ止め)関連事業の専業大手で、業績が好調。2月初旬に発表した四半期決算を契機に居所を一段上げ、以後もジリ高基調となってきた。電気防食用の電極として「フランジ型白金チタン電極」など、白金の合金を使用するため、11日、3年連続供給不足が続く白金が、「2021年は生産が回復し、不足幅が過去最大だった20年(29トン)からは大幅に縮小する」(日本経済新聞3月11日付朝刊)と伝えられ、一段高の契機になったとの見方が出ている。(HC)

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