【株式市場】半導体株は高いが米朝関係悪化懸念などで日経平均は一時557円安

株式

◆日経平均は2万8465円86銭(530円06銭安)、TOPIXは1927.92ポイント(43.56ポイント安)、出来高概算(東証1部)は増勢となり8億3164万株

 3月24日(水)前場の東京株式市場は、米インテルの大規模半導体新工場の報道を受け、東京エレク<8035>(東1)などの半導体製造装置株が軒並み上げた。しかし、独・仏での都市封鎖、北朝鮮がミサイルを発射していたとの報道、NY株安などのため、日経平均は時間とともに下げ幅を広げ、11時過ぎに556円93銭安(2万8438円99銭)まで下押して前引けとなった。

 理想科学<6413>(東1)が発行株数の5%強の消却発表など好感されて逆行高となり、松尾電<6969>(東2)は高性能の回路保護素子開発との発表を受け急伸しストップ高。ブライトパス・バイオ<4594>(東マ)信州大が「CAR-T」(自家キメラ抗原受容体T細胞)に関する医師主導治験を開始との専門誌報道を受け、これにかかわるとされ急動意。平賀<7863>(JQS)は来期業績が急回復の期待とされ一段高。

 新規上場のSharing Innovations(Sイノベーションズ)<4178>(東マ)は10時55分に公開価格2850円を63%上回る4650円で初値をつけ、高値は4990円、前引けも4990円。シキノハイテック(シキノHT)<6614>(JQS)は買い気配を上げ続け、前引けは公開価格390円を77%上回る690円の買い気配。初値つかず。

 東証1部の出来高概算は増勢となり8億3164万株、売買代金は1兆6059億円。1部上場2193銘柄のうち、値上がり銘柄数は114銘柄、値下がり銘柄数は2049銘柄。

 また、東証33業種別指数は全業種が値下がりし、下落率の小さい業種は、精密機器、電気機器、ガラス/土石、電力/ガス、食料品、その他製品、化学、などとなった(HC)

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