ブランディングテクノロジーは底固め完了、22年3月期収益改善期待

株式市場 銘柄

 ブランディングテクノロジー<7067>(東マ)はブランド事業やデジタルマーケティング事業を展開している。21年3月期は新型コロナウイルスの影響で減収・営業赤字予想だが、DXの流れも背景として22年3月期の収益改善を期待したい。なお4月8日にリビン・テクノロジーズ<4445>との業務提携を発表した。株価は底固め完了して反発の動きを強めている。出直りを期待したい。

■ブランド事業やデジタルマーケティング事業を展開

 「ブランドを軸に中小・地方企業様のデジタルシフトを担う」をミッションに掲げて、オウンドメディア制作・運用やコンテンツ制作などのブランド事業、ネット広告などのデジタルマーケティング事業、Webサイト制作・運用などのオフショア関連事業を展開している。

 21年3月にはオークファン社(東京都)と業務提携、新大陸社(静岡県浜松市)と業務提携した。また4月8日にはリビン・テクノロジーズ<4445>との業務提携を発表した。

■21年3月期は新型コロナ影響で赤字予想だが、22年3月期収益改善期待

 21年3月期の連結業績予想は、売上高が42億50百万円~45億円(20年3月期は51億61百万円)、営業利益が1億45百万円の赤字~75百万円の赤字(同63百万円の黒字)、経常利益が1億42百万円の赤字~72百万円の赤字(同57百万円の黒字)、当期純利益が50百万円の赤字~20百万円の黒字(同42百万円の黒字)としている。新型コロナウイルスによる営業活動への制約、顧客企業都合の案件中止、納期遅延などを考慮して減収・営業赤字予想としている。

 第3四半期累計は、売上高が前年同期比15.0%減の32億48百万円、営業利益が95百万円の赤字(前年同期は80百万円の黒字)だった。新型コロナウイルスの影響でブランド事業は15.4%減収、デジタルマーケティング事業は14.3%減収、オフショア関連事業は28.0%減収だった。

 21年3月期は新型コロナウイルスの影響で減収・営業赤字予想だが、DXの流れも背景として22年3月期の収益改善を期待したい。

■株価は底固め完了

 株価は底固め完了して反発の動きを強めている。出直りを期待したい。4月9日の終値は1453円、時価総額は約23億円である。

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