【チャート診断】積水ハウスは26週線との乖離拡大で短期調整の展開、業績よく押し目買い

積水ハウス 1928

チャート診断 積水ハウス<1928>(東1・売買単位100株)は、去る6月3日の2115円を高値に調整で15日は8円安の1941円50銭と3営業日連続で25日線を下回っている。

 全国に直販体制を展開する最大手住宅メーカーで、鉄骨が得意。高級住宅「イズ・シリーズ」は発売して30年を迎え、基本性能を向上し資産価値を高めた新モデル「イズ・ステージ」の販売を開始。

 環境配慮型住宅「グリーンファーストゼロ」や多様な建築ニーズに対応する3・4階建て住宅の販売に注力し、他社との差別化を図る。さらに、地震による液状化を防ぐ住宅向け対策工法「シード工法」を開発したほか、高齢者の介護に役立つ介護ロボットの共同開発にも乗り出す。

 株価は上値抵抗ラインと見られていた1600円を奪還してからは、買いが優勢の展開となり、大型株とは思えない値動きをみせ6月3日には2115円まで買い進まれた。信用売りの買戻しもあって買い方の勢いが続いている。ただ、週足でみれば目先は26週移動平均線の乖離拡大に対する調整が予想されそうだ。

 2016年1月期はひとケタ台の増収増益にとどまるが、前期に続き売上高と営業利益は過去最高を更新する見込み。

 低PERで買い余地は十分あり、外国人投資家の関心強く調整安狙いがよいだろう。

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