【話題】ケイアイスター不動産が埼玉県・本庄市役所と共同でCO2センサーによる密状態などモニタリングする実証実験

■コロナ禍の密状態を避けるため高性能センサーを活用

 ケイアイスター不動産<3465>(東1)のグループ会社2社が共同で開発したCO2&温湿度センサーによる密状態などのモニタリングシステムが、5月から埼玉県・本庄市役所に試験的に導入され、実証実験が開始されている。

 市役所建物内のCO2濃度をモニタリングすることで、職員や来客の多いフロアでの密状態を避けることや、イベント開催時の密状態モニタリングに活用され、市役所利用者やイベント参加者などの安心につながっている。

 このモニタリングシステムを開発したのは、いずれもケイアイスター不動産の子会社2社で、規格型平屋注文住宅「IKI」(和の美意識「粋」の意味)の販売を非接触・ロボット案内のモデルハウスで行っているCasa robotics株式会社と、AI・IoTによる「時系列データベース関連ソフトフェア」の開発などを行っているプロンプト・K株式会社。

 プロンプト・Kが開発した高精度なセンサーおよびアプリは、空気中のCO2濃度を0~40,000ppmの数値まで計測することができ、その変化の様子をタブレット上で簡単に確認することができる。このシステムは重さ118g程度のセンサーと、タブレット端末で構成されており、簡単に持ち運ぶことも可能だという。

 本庄市役所では、5月より福祉部にてこのシステムを試験的に導入。これまで来客数の多いフロアや、高齢者を招いた小規模なイベント会場等で活用し、モニター情報を見ながら、換気を行うことで、安全性の高い環境を作り出している。

 一方、ケイアイスター不動産グループでは、今回の実証実験を踏まえ、CO2センサーを活用した密状態の監視&見守りアプリを開発し、同社グループの分譲住宅向けのみならず、FC加盟店を通して一般の住宅ビルダーへの提供も検討していくとしている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■グローバルモデルに匹敵する日本語対応の高性能生成AIを4月から順次提供  ELYZAとKDDI<…
  2. ■優勝への軌跡と名将の言葉  学研ホールディングス<9470>(東証プライム)は3月14日、阪神タ…
  3. ■新たな映画プロジェクトを発表  任天堂は3月10日、イルミネーション(本社:米国カリフォルニア州…
2024年4月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ピックアップ記事

  1. ■海運株と防衛関連株、原油価格の動向に注目集まる  地政学リスクによる市場の不安定さが増す中、安全…
  2. ■中東緊張と市場動向:投資家の選択は?  「遠い戦争は買い」とするのが、投資セオリーとされてきた。…
  3. ■節約志向が市場を動かす?  日本の消費者は、節約志向と低価格志向を持続しており、これが市場に影響…
  4. ■投資家の心理を揺さぶる相場の波  日米の高速エレベーター相場は、日替わりで上り下りと忙しい。とく…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る