【株式市場】米国の金融引締め観測を受け日経平均は次第に下押し一時416円安

東京証券取引所

◆日経平均は2万8906円75銭(384円26銭安)、TOPIXは1960.69ポイント(15.17ポイント安)、出来高概算(東証1部)は5億3107万株

 6月17日(木)前場の東京株式市場は、米国の金融引き締め観測の本格化、NY株の下落を受け、ソニー<6758>(東1)や東京エレク<8035>(東1)などが安く始まった後も重く、日経平均は141円安で始まった後ジリ安基調となった。ここ全体相場のけん引役だった日本郵船<9101>(東1)は小高く始まったが次第に軟化。日経平均は前引けにかけて415円62銭安(2万8875円39銭)まで下押したが幾分切り返した。

 第一生命HD<8750>(東1)などの生損保株が上げ、米金利上昇による資産運用環境の好転への期待が強まり、タムラ製作所<6768>(東1)は出資先企業の「次世代パワー半導体材料」などが材料視され2日続けてストップ高。トレックス・セミコン<6616>(東1)も連騰。三菱ケミカルHD<4188>(東1)もパワー半導体用の基盤材料にかかわる報道を受け活況高。メディネット<2370>(東マ)は引き続き「細胞調製に関する契約」などが材料視され3日連続大幅高。平山HD<7781>(JQS)は自社株買い繰り上げ終了の埋め合わせの特別配当が好感され活況高。

 東証1部の出来高概算は5億3107万株、売買代金は1兆1837億円。1部上場2194銘柄のうち、値上がり銘柄数は646銘柄、値下がり銘柄数は1407銘柄。

 また、東証33業種別指数は5業種が値上がりし、保険、銀行、石油石炭、その他金融、倉庫運輸、が高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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