マルマエ:受注残高、12月に次ぎ2番目と高水準~5月(月次概算)

グラフ=分野別 過去一年間の四半期売上高と月次受注残高の推移

■FPD、年間最高受注残記録を更新、残高増加に大きく貢献

精密部品加工、マルマエ<6264>(東マ)の15年5月末受注残高は、FPD分野が伸び、全体は前年同月比で倍増、前月比15.7%増加し、過去12か月間で2番目となる368百万円を維持した。

特に、年初1月から増加傾向で推移しているFPDが191百万円(前月比44.9%増)と前月記録を更新し前年同月比では3倍強の水準となり、158百万円と前月水準を維持した半導体分野を逆転したのが注目される。

■中小型から大型パネルへ幅広い設備投資拡大~受注本格化を期待

今後の受注見通しについて同社は「半導体分野では既得意先からの受注品種の拡大と消耗品需要の増加傾向が続き、中期的に受注拡大が続く見通しであり、FPD分野は中小型から大型パネル向けまで設備投資が拡大し、年内は好調が続くだろう。また、その他分野はスマートフォンを含む各種携帯端末の売れ行きや新機種の有無に左右されるものの、リピート受注を確保できる見通しに変わりはない。さらに社内生産力の増強、生産性改善による生産力アップで出荷拡大を目指す。」と話している。(同社取締役藤山敏久氏)

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