アステナホールディングスは新株予約権の行使進展など好感され全体相場に逆行高

株式市場 銘柄

■第1回新株予約権、半年で発行総数の8割が行使される

 アステナホールディングス<8095>(東1)[イワキが6月1日から持株会社体制に移行]は6月17日、後場一段と強含む展開となり、13時にかけて683円(15円高)まで上げてTOPIX(東証株価指数)や日経平均の大幅安に逆行高となっている。

 16日の夕方、新株予約権の大量行使を発表し、権利行使が順調で資金調達も並行して進んでいること(差引手取概算額42億3600万円)や、新株発行にともなう株式需給のゆるみが今後一段と軽減されること、などが好感されている。

 6月16日の夕方、第1回新株予約権(行使価額修正条項付、発行予約権総数67200個)の大量行使(6月1日から16日までの行使状況)を発表し、この期間に新株予約権7100個(発行総数の10.57%)が権利行使され71万株が新株式に置き代わったとした。これにより、16日時点での未行使残存個数は1万2610個(発行総数の18.8%)に減少した。

 同新株予約権は2020年12月に発行され、行使可能期間は2020年12月17日から23年12月18日まで。半年で8割者行使が進んだことになる。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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