【株式市場】日経平均は今年3番目の下げ幅、東証33業種で値上がりは空運の1業種のみ

◆日経平均は2万8010円83銭(953円15銭安)、TOPIXは1899.45ポイント(47.11ポイント安)、出来高概算(東証1部)は13億108万株

 6月21日(月)後場の東京株式市場は、午前中の円安が鈍化したことなどで日経平均が一段安く始まったものの、後場寄り後の1168円22銭安(2万7795円86銭)を下値に下げ止まり一進一退を続けた。三井不<8801>(東1)などが徐々に持ち直し、海運株も川崎汽船<9107>(東1)などは一段強含んだ。日経平均は2万8000円を割り込んで推移したが大引けは回復。下げ幅は今年2月の1202円安、5月の909円安に続き今年3番目の大きさだった。

 後場は、マネーフォワード<3994>(東1)が東証1部への移籍効果や新製品などを材料に中盤から一段と上げ、タムラ製作所<6768>(東1)とトレックス・セミコン<6616>(東1)は引き続き出資先ベンチャー企業の次世代半導体材料開発などが材料視され中盤から一段ジリ高。Abalance<3856>(東2)は東南アジアでの太陽光発電事業の拡大に注目とされ一段高。ブリッジインター<7039>(東マ)はクラウド型コールセンター時ステム企業との提携などが材料視居され一段高。田中精密<7218>(JQS)は一時ストップ高の急伸となり、不二越<6474>(東1)への納入が材料視されたがその後大きく値を消してしまった。

 東証1部の出来高概算は13億108万株(前引けは6億4648万株)、売買代金は2兆9467億円(同1兆4302億円)。1部上場2193銘柄のうち、値上がり銘柄数は123(前引けは166)銘柄、値下がり銘柄数は2044(同1985)銘柄。

 また、東証33業種別指数は、空運1業種のみ値上がりした。前引けは全33業種が値下がりした。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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