【チャート診断】タダノは1月の安値から急速に戻し昨年10月の高値うかがう、資源人気加われば吹き上げも

チャート診断

タダノ<6395>(東1・売買単位1000株)は、1月に1340円と下げていたが、足元では1900円台まで戻し昨年10月の高値2030円をうかがう展開となっている。

創業1919年、設立1949年。鉄道保線機械を発明し特許取得、国鉄へ納入、1955年に油圧式トラッククレーン1号機開発した。

現在は車両搭載用クレーン及び高所作業車、建設用クレーンで世界でも大手。年商約2100億円、従業員数約3100名。本社高松市で北京と中東に海外事務所があり海外売上は約5割。発行済株数は約1億3000万株の中型株でROE約17%で外国人持株比率約2割。加藤製作所、コマツとの株価連動性高く資源開発関連人気も持つ。

11年1月に月足チャートで24カ線(450円台)抜いて買い転換後は一度も24カ月線を割ることなく着実な上昇。昨年9月に07年高値を抜いて2030円まで上昇。大台乗せ後に1300円まで調整、下げはやや大きかったが足元では高値接近と出直りだが二番天井の懸念も残る。

PER割安、増配で配当魅力も加わり指標面では割高感はない。ただ、材料面でややパンチ力不足で深追い避け吹き値売りがよいだろう。

11年に一度の赤字あるが、以後、増収増益。前期は3年前比較で売上約79%、営業利益で約2.7倍。海外でクレーン好調持続。

北米向け好調に原油相場上昇なら資源開発人気も加わる。押し目買いに徹する。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■グローバルモデルに匹敵する日本語対応の高性能生成AIを4月から順次提供  ELYZAとKDDI<…
  2. ■優勝への軌跡と名将の言葉  学研ホールディングス<9470>(東証プライム)は3月14日、阪神タ…
  3. ■新たな映画プロジェクトを発表  任天堂は3月10日、イルミネーション(本社:米国カリフォルニア州…
2024年4月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ピックアップ記事

  1. ■海運株と防衛関連株、原油価格の動向に注目集まる  地政学リスクによる市場の不安定さが増す中、安全…
  2. ■中東緊張と市場動向:投資家の選択は?  「遠い戦争は買い」とするのが、投資セオリーとされてきた。…
  3. ■節約志向が市場を動かす?  日本の消費者は、節約志向と低価格志向を持続しており、これが市場に影響…
  4. ■投資家の心理を揺さぶる相場の波  日米の高速エレベーター相場は、日替わりで上り下りと忙しい。とく…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る