【株式市場】米NASDAQ最高値は好感されるが「政局」気にする様子あり日経平均は小幅高、TOPIXは軟調

株式市場 証券取引所

◆日経平均は2万8916円68銭(32円55銭高)、TOPIXは1954.04ポイント(5.49ポイント安)、出来高概算(東証1部)は少な目で4億8588万株

 6月23日(水)前場の東京株式市場は、NY株式市場でNASDAQ総合指数が最高値を更新したことなどが好感されたが、森友学園問題や公文書改ざん問題に関連する「赤木ファイル」によって政治が不安定化する懸念が言われ、日経平均は取引開始後の123円70銭高(2万9007円83銭)を上値に一進一退となった。前引けは日経平均が小高い一方、TOPIXは軟調だった。

 三協立山<5932>(東1)が業績・配当予想の増額修正など好感されて東証1部の値上がり率トップ。東天紅<8181>(東1)と精養軒<9734>(JQS)は東京・上野動物園のパンダ2頭誕生が好感され再び上値を指向。三社電機<6882>(東2)はパワー半導体を冠イメージに掲げるためタムラ製<6768>(東1)をはじめとする前週来の関連株高の買いが波及とされ高値更新。データホライゾン<3628>(東マ)は株式分割発表が材料視され急伸。

 新規上場のドリームベッド<7791>(東2)は取引開始から12分後に1350円(公開価格は1460円)で初値がつき、その後1357円まで上げ、前引けは1304円。

 同じくアイ・パートナーズフィナンシャル<7345>(東マ)は前場、買い気配のまま初値がつかず、前引けは5360円(公開価格3120円の72%高)で買い気配

 同じくアイドマ・ホールディングス(アイドマ・HD)<7373>(東マ)は買い気配を上げ続け、午前11時26分に3430円(公開価格1930円の44%高)で初値がつき、その後3760まで上げて前引けは3610円。

 東証1部の出来高概算は少な目で4億8588万株、売買代金は1兆1840億円。1部上場2193銘柄のうち、値上がり銘柄数は858銘柄、値下がり銘柄数は1179銘柄。

 また、東証33業種別指数は8業種が値上がりし、精密機器、倉庫運輸、鉱業、ゴム製品、小売り、パルプ紙、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■グローバルモデルに匹敵する日本語対応の高性能生成AIを4月から順次提供  ELYZAとKDDI<…
  2. ■優勝への軌跡と名将の言葉  学研ホールディングス<9470>(東証プライム)は3月14日、阪神タ…
  3. ■新たな映画プロジェクトを発表  任天堂は3月10日、イルミネーション(本社:米国カリフォルニア州…
2024年4月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ピックアップ記事

  1. ■海運株と防衛関連株、原油価格の動向に注目集まる  地政学リスクによる市場の不安定さが増す中、安全…
  2. ■中東緊張と市場動向:投資家の選択は?  「遠い戦争は買い」とするのが、投資セオリーとされてきた。…
  3. ■節約志向が市場を動かす?  日本の消費者は、節約志向と低価格志向を持続しており、これが市場に影響…
  4. ■投資家の心理を揺さぶる相場の波  日米の高速エレベーター相場は、日替わりで上り下りと忙しい。とく…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る