【株式市場】個別物色の展開になり、日経平均は前週末比小反落だがTOPIXは堅調で続伸

◆日経平均は2万9048円02銭(18円16銭安)、TOPIXは1965.67ポイント(3.02ポイント高)、出来高概算(東証1部)は少な目で8億7073万株

 6月28日(月)後場の東京株式市場は、三陽商会<8011>(東1)や青山商<8219>(東1)が一段と出直り、新型コロナワクチン接種者増加後の「人流」活発化期待などが言われた一方、味の素<2802>(東1)も一段と強含んで高値を更新し、巣ごもり効果を買うとされるなど、個別物色の展開になった。日経平均は後場寄りから大引けまで25円安(約2万9040円)前後の水準で小不動に終始し小幅反落となったが、TOPIXは概して小高く推移し小幅続伸となった。

 後場は、ヒマラヤ<7514>(東1)が今6月期の黒字転換予想などを買う動き再燃とされて一段高。大黒屋HD<6993>(東2)もブランドバッグなどのシェアリングや今期黒字化予想が材料視され一段高。上場2日目の日本電解<5759>(東マ)は極薄銅箔の需要ひっぱく感などが言われて前場からストップ高で売買。3Dマトリクス<7777>(JQS)は医学会誌への論文掲載などが材料視され急伸。

 28日新規上場となったコンフィデンス<7374>(東マ)は買い気配を上げ、11時過ぎ公開価格1760円の65%高の2911円で初値をつけ、高値は前場の3070円、大引けは2740円。

 東証1部の出来高概算は少な目で8億7073万株(前引けは4億2833万株)、売買代金は1兆9681億円(同9519億円)。1部上場2192銘柄のうち、値上がり銘柄数は1466(前引けは1274)銘柄、値下がり銘柄数は624(同791)銘柄。

 また、東証33業種別指数は20業種(前引けは15業種)が値上がりし、値上がり率上位の業種は、鉄鋼、海運、小売り、証券商品先物、繊維製品、電力・ガス、銀行、保険、その他製品、輸送用機器、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■昔ながらの味わいを現代風にアレンジ、全国スーパーなどで展開  第一屋製パン<2215>(東証スタ…
  2.  日清食品ホールディングス<2897>(東証プライム)傘下の日清食品は8月18日、「カップヌードル…
  3. ■世界が注目する学問を豊富な事例とイラストで紹介  学研ホールディングス<9470>(東証プライム…
2025年10月
 12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728293031  

ピックアップ記事

  1. ■全市場のわずか1.4%、希少な高配当利回り銘柄が浮上  株式市場では、高配当利回りを持つ10月決…
  2. ■「高市祭り」への期待と警戒交錯、資金は安定配当株へシフト  10月終盤相場は、「高市祭り」か「高…
  3. ■自民党総裁選と連立問題が相場を左右、短期急伸と急落を交錯  高市トレードは、まるで「超高速エレベ…
  4. ■東京市場、リスクオンとリスクオフが交錯、安全資産関連株に注目  週明けの東京市場は、米国株反発に…
  5. ■公明党離脱ショック一服、臨時国会控え市場は模索  またまた「TACO(トランプはいつも尻込みして…
  6. ■自民党人事でハト派ムード先行、逆張りで妙味狙う投資戦略も  今週の当コラムは、ハト派総裁とタカ派…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る