日産自動車は欧州での新戦略が注目され反発スタート、「ゴーン後」の方向性が見えてきたとの受け止め方

■英国拠点に10億ポンド投資、世界初の電気自動車生産ハブ

 日産自動車<7201>(東1)は7月2日、反発スタートとなり、取引開始後は564.5円(16.7円高)まで上げて出直っている。1日の夕方、欧州市場での新世代クロスオーバーEV(電気自動車)戦略を発表し、注目されている。

 1日16時、「カーボンニュートラルへの取り組みを加速、世界初の電気自動車生産ハブ「EV36Zero」に10億ポンドを投資」を発表し、新世代のクロスオーバーEVを英工場(サンダーランド工場)で生産することなどを明らかにした。

 サンダーランド工場の隣接地には、中国・エンビジョングループのバッテリー部門であるエンビジョンAESC社がギガファクトリーを建設し、日産自にEV用バッテリーを提供、「この包括的なプロジェクトにより、サプライヤーを含め、英国に6200名の雇用を創出」(発表リリースより)とした。

 株式市場関係者からは、「ゴーン後」の方向性がひとつ見えてきたとして注目し直す様子がある。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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