京写は逆行高、東証の新市場区分で実質「昇格」など注目され業績拡大も見直される

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■現在は「第3区分」だが新市場の第2区分「スタンダード」の基準に適合

 京写<6837>(JQS)は7月30日の前場、356円(9円高)まで上げた後も堅調で2日続伸基調となり、日経JASDAQ平均の0.7%安(25.5円安の3955.3円)などに逆行高となった。

 今期の業績が最終損益も黒字化する見込みで売上高、各利益とも大幅に拡大する見通しのため、全体相場が冴えない中で、投資の基本である業績動向に立ち返って評価し直す動きがあるようだ。

 また、東証が22年4月の導入を計画する市場区分の見直しに関連し、新市場区分「スタンダード市場」の上場維持基準に適合している旨の通知を受けたと発表済み。現在の東証の市場区分は「東証1部」「東証2部」「新興市場(マザーズ・JQSDAQ)」の3区分だが、これに対し新区分は「プライム」「スタンダード」「グロース」の3区分になる予定。このため、同社株式は新区分で実質的に昇格する形になり、注目を強める様子がある。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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