【株式市場】医療増強など経済効果ともなうコロナ対策に期待強まり日経平均は一時551円高まで上げ大幅反発

取引所 銘柄

◆日経平均は2万7781円02銭(497円43銭高)、TOPIXは1940.05ポイント(38.97ポイント高)、出来高概算(東証1部)は10億6252万株

 8月2日(月)後場の東京株式市場は、コロナ対策について、外出自粛などの内向き型ではなく医療増強や接種拡大など経済効果をともなうものになる可能性が言われ、トヨタ自<7203>(東1)やソニー<6758>(東1)が一段高で開始。大成建<1801>(東1)などの建設株も一段と強含み、機関投資家の買いが入ってきたとの見方も。前場上げた海運株も一段ジリ高。日経平均も一段高で始まり、前場の高値を抜いて一時551円01銭高(2万7834円60銭)まで上げ、大引けも上げ幅を保ち大幅反発となった。
 後場は、前週末に四半期決算を発表した双信電機<6938>(東1)が一段ジリ高のあと一段高となりストップ高。同じくヒガシトゥエンティワン<9029>(東2)も一段高となり反発幅を拡大。ウォンテッドリー<3991>(東マ)は8月決算への期待などが言われて5日ぶりに反発。中京医薬品<4558>(JQS)は中国の一部都市でのコロナ再燃や米国でのマスク奨励を受けマスク需要など意識とされ再び出直り活発。

 東証1部の出来高概算は10億6252万株(前引けは5億3392万株)、売買代金は2兆4572億円(同1兆2659億円)。1部上場2190銘柄のうち、値上がり銘柄数は1848(前引けは1797)銘柄、値下がり銘柄数は301(同330)銘柄。

 また、東証33業種別指数は、前引けと同じく空運を除く32業種が上げ、値上がり率上位の業種は、海運、鉄鋼、ガラス土石、パルプ紙、金属製品、卸売り、非鉄金属、精密機器、その他金融、などが高かった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■金融・医療・公共分野に特化した高精度処理、低コストで安全運用可能  NTT<9432>(東証プラ…
  2. ■ジャイアンツ球場隣接の221邸、シニアの健康・交流を支える新拠点に  フージャースホールディング…
  3. ■IT・スタートアップ中心に若手CEO台頭、経営のスピード化が進展  帝国データバンクは10月14…
2025年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

ピックアップ記事

  1. ■気温急低下がシーズンストック相場発進を後押し  今週のコラムでは、バリュー株選好の別の買い切り口…
  2. ■「押し」のAI株より「引き」のバリュー株選好で厳冬関連株の先取り買いも一考余地  「押してだめな…
  3. ■鶏卵高騰・クマ被害・米政策転換、市場が注視する「3素材」  2025年11月、師走相場入りを前に…
  4. ■AI株からバリュー株へ資金移動、巨大テックの勢い一服  「AIの次はバリュー株」と合唱が起こって…
  5. ■日銀トレード再び、不動産株に眠る超割安銘柄  今週の投資コラムは、政策金利据え置きの投資セオリー…
  6. ■日銀据え置きでも冴えぬ不動産株、銀行株が主役に  株価の初期反応が何とも物足りない。10月30日…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る