【五輪話題株】デサントは日・中・韓どこが勝っても売り上げに結びつく構造

東京オリンピック

■オリンピック関連銘柄がなかなか上げきれない中で安定して高値更新中

 デサント<8114>(東1)は8月4日の後場、一段と強含んで始まり、取引開始後は6%高の3320円(200円高)まで上げ、約1週間ぶりに上場来の高値を更新している。8月6日に第1四半期決算の発表を予定。「東京オリンピック関連銘柄」として、最有力とみられてきたミズノ<8022>(東1)などがなかなか素直に上げきれない中で、安定した高値更新基調に注目が集まっている。

 東京オリンピック関連株は、デサントを除くと期待ほど値上がりしきれていない銘柄が少なくない。たとえば、最有力とみられてきたミズノは、競泳女子で「金」2個を獲得した大橋悠依選手が競泳着を着用と伝えられたが、株価的にはアタマ打ちを示唆する「ダブルトップ」(2点天井、7月12日、27日)を形成し、その後一進一退が続く。

 また、磁気ネックレスなどのコラントッテ<7792>(東マ)は、卓球の伊藤美誠選手が同社製品を着用と伝えられ、伊藤美誠選手が混合ダブルスで「金」に輝いた翌日に急伸しストップ高となったが、翌日はその上げの大半を帳消しにして以後も軟調になった。

 こうした中で、同社の連結売上高を国別に見ると、日本での売上高は全体の49%、韓国は47%、中国は35%となっている(2021年3月期)。オリンピック関連銘柄としては、「この3国のどこが勝っても(どこでスポーツ人気が盛り上がっても)売り上げに結びつく可能性が強いことになる」(証券会社の調査筋)恰好だ。

 こうした中で、デサント株は6月初旬から安定的に上昇基調を続けている。前期・2021年3月期の連結決算は、売上高が前期比22%減となり、営業、経常利益は赤字に転換した。今期・22年3月期の予想は、5月の前期決算発表の時点で売上高が6.3%増の1030億円、営業、経常利益は黒字化を見込む。第1四半期決算でサプライズが起こるか注目が強まっている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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