アルコニックスは業績予想の増額修正など好感される

銘柄 上がる 上昇 高い ストップ高

■第1四半期は営業・経常損益が大幅に拡大

 アルコニックス<3036>(東1)は8月6日の後場、一段高となり、9%高の1603円(135円高)まで上げて今年5月26日以来の1600円台に復帰し、大きく出直る相場となった。13時にかけて発表した第1四半期決算(2021年4~6月)で連結営業・経常利益が大幅な増益に転換し、第2四半期と3月通期の業績予想を増額修正。改めて注目し直された。

 商社機能と製造業を融合した非鉄金属・希少金属の総合企業。第1四半期の連結業績は、スマートフォンやIT機器向け半導体・電子部品関連需要の拡大や、自動車関連産業向け需要の回復などにより、営業利益が30.46億円となり、前年同期の11.6億円から大幅に拡大した。経常利益は34.87億円となり、同じく12.4億円から大幅に拡大した。親会社株主に帰属する四半期純利益は24.35億円となり、「収益認識に関する会計基準」を適用しているため前年同期比較はできないが、単純計算では前年同期の4.4倍になった。

 こうした好業績を受け、第2四半期・3月通期の連結業績予想を増額修正し、3月通期の売上高は従来予想を6.7%上回る1280億円に見直し、営業利益は同じく32.8%上回る85億円に、経常利益は同37.5%上回る88億円に、親会社株主に帰属する当期純利益は同33.3%上回る60億円に見直した。

 ちなみに、第2四半期の予想をみると、経常利益の予想は従来予想を80.0%上回る54億円の見込みとしたが、引き上げ額は24億円で、3月通期予想の引き上げ額も同じ24億円。3月通期の予想については、第2四半期の見直し額を乗せしただけにとどめ、下期の拡大の可能性を加味していないことになる。

 このあたりに着目して、3月通期の業績予想は保守的に過ぎるとみて、遠くない時期にさらなる増額修正を行う可能性があるとの受け止め方も出ている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■環境要因は50%、漁獲圧は25%、状態空間モデルで初の定量評価  東京大学は11月1日、日本周辺…
  2. ■ドジャース、球団史上初の2年連続制覇  ロサンゼルス・ドジャースは、2025年MLBワールドシリ…
  3. 【先人の教えを格言で解説!】 (犬丸正寛=株式評論家・平成28年:2016年)没・享年72歳。生前に…
2025年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

ピックアップ記事

  1. ■金利環境改善が銀行株に追い風、逆張りの買いも有力視  今週の当コラムは、銀行株に注目することにし…
  2. ■「トリプル安」も怖くない!?逆張りのバリュー株ローテーションからは銀行株になお上値余地  「神風…
  3. ■気温急低下がシーズンストック相場発進を後押し  今週のコラムでは、バリュー株選好の別の買い切り口…
  4. ■「押し」のAI株より「引き」のバリュー株選好で厳冬関連株の先取り買いも一考余地  「押してだめな…
  5. ■鶏卵高騰・クマ被害・米政策転換、市場が注視する「3素材」  2025年11月、師走相場入りを前に…
  6. ■AI株からバリュー株へ資金移動、巨大テックの勢い一服  「AIの次はバリュー株」と合唱が起こって…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る