石原産業は2年ぶりの高値、第1四半期が大幅増益となり第2四半期の予想を増額修正

銘柄 上がる 上昇 高い ストップ高

■酸化チタンが大きく回復し機能性材料、農薬は好調に拡大

 石原産業<4028>(東1)は8月13日、急伸一段高となり、取引開始後に13%高の1331円(148円高)まで上げ、2019年以来の1300円台に進んでいる。12日に発表した第1四半期決算が大幅増益となり、第2四半期の業績予想を増額修正、好感買いが集中した。

 第1四半期の連結決算(2021年4~6月)は、売上高が前年同期比20.6%増加し、営業利益は同2.6倍となった。酸化チタンが自動車向けなど回復した上、市況の改善も加わり、電子部品用機能性材料は5G関連や帯電防止用途の増加があり、農薬は欧州で殺菌剤や除草剤が増収となり、米州でも殺菌剤や殺虫剤が好調に推移。第2四半期の連結業績予想(21年4~9月・累計)の予想を増額修正し、営業利益は従来予想の5.3倍の32億円に見直し、経常、純利益は黒字転換の見込みとした。これを受け、通期の見通しにも期待が強まっている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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