大幸薬品が出直り拡大、行動制限緩和による空間除菌剤の再拡大など期待

銘柄フラッシュ

■ワクチン接種とともに「クレベリン」鈍化し第2四半期は赤字だったが

 大幸薬品<4574>(東1)は9月10日、3日続伸基調で始まり、取引開始後は11%高の1035円(103円高)まで上げて値上がり幅を広げている。新型コロナによる行動制限が情勢によっては10,11月にも緩和されることになり、空間除菌剤「クレベリン」の需要拡大などが期待されている。第2四半期決算発表後の8月10日以降は4ケタ(1000円)割れとなっていた。

 8月初旬に発表した第2四半期の連結業績(2021年1~6月・累計)は各利益とも一転、赤字に転換した。新型コロナワクチンの接種開始とともに「クレベリン」などへの需要が鈍化し、感染管理事業は「昨年同時期に突発的に発生したような需要は当期においては発生しておらず(中略)、除菌関連製品の流通在庫は過剰な傾向にあり、調整段階のまま推移」(決算短信)。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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