凸版印刷は空中タッチディスプレイを新方式により大幅改良、視野角が2倍に

■画質も改善した次世代モデルが「東京ミッドタウン八重洲」のエレベーターホールに採用

 凸版印刷<7911>(東1)は、非接触で操作可能なタッチパネルのニーズに応える独自の空中タッチディスプレイを2020年10月に開発し、本格提供開始に向けて有用性の検証を進めている。視野角の大幅な拡大と空中映像の明瞭度を改善した次世代モデルを開発、2022年8月竣工予定の複合施設「東京ミッドタウン八重洲」に採用され、オフィスフロア各階のエレベーターホールに設置される。

■空中タッチディスプレイ改良モデルの特長

(1)空中映像視認範囲の200%拡大

 前モデル同様に左右方向各15度ずつの視野角は維持したまま、上下方向を30度ずつに倍増させた。これにより、エレベーターホールなど実際の活用シーンでは、身長の高い人から子どもまで幅広い層が快適に空中映像を視認できるようになった。

(2)解像感、明瞭度の大幅改善

 凸版印刷独自の新方式光学設計技術により、空中映像の解像感と明瞭度を大幅に改善した。これにより、明るい環境での視認性が向上、精細な映像もはっきりと視認でき、利用者がより快適に操作できるようになった。

(3)消費電力を50%低減

 新方式による光学設計を採用したことで光の利用効率が大幅に改善し、消費電力が従来モデルと比べて約50%に低減した。また、これにより機器からの発熱量も低減されるため、放熱経路の確保など組み込み時の設計上の制約が緩和され、設備のデザインの自由度が高まる。

■採用の背景

 「東京ミッドタウン八重洲」では、ポストコロナ時代に安心して出社できるオフィス環境を構築するため、新型コロナウイルス感染症対策として様々な技術の実装が計画されている。顔認証によるオフィス入退館システムや、専有部入口の自動ドア化などにより、オフィスワーカーが接触行為を一切行うことなく、ビルのエントランスから執務室まで入館できる導線を構築している。

 エレベーターの操作については、これまで上下ボタンや行き先階ボタンを指で物理的に押すことが求められていたが、「東京ミッドタウン八重洲」では、エレベーターのインターフェースとして凸版印刷の空中タッチディスプレイを搭載した操作コンソールがオフィスフロアの全エレベーターホールに設置される。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■耐衝撃性と高平坦性を備えた次世代AR材料  三井化学<4183>(東証プライム)は12月10日、…
  2. ■TOYOTA GAZOO Racing、4L V8ツインターボ搭載の新型「GR GT」発表  ト…
  3. ■音楽ストリーミングサービス「LINE MUSIC」(iPhone・Android対応)  LIN…
2026年1月
 1234
567891011
12131415161718
19202122232425
262728293031  

ピックアップ記事

  1. ■金融政策転換が映す相場の地殻変動、投資視点は次の段階へ  長期にわたり株式市場を押し上げてきた金…
  2. ■為替が握る業績相場の行方、円安継続が選別相場を加速  株式市場が金融環境主導の相場から業績重視の…
  3.  再生可能エネルギーの次を見据えた次世代エネルギー分野では、実用化への距離が縮まりつつある核融合発電…
  4. ■AI圏外で存在感を増すディープ・テック、次世代エネルギー関連株に再評価余地  ハイテク株市場では…
  5. ■米国政治と金融政策が揺さぶる新年相場  新春相場は、1月早々から重要イベントや主要経済指標の発表…
  6. ■干支格言「辰巳天井、午尻下がり」は再現するか  新年あけましておめでとうございます。いよいよ20…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る