ヤマハ発動機は次世代操船システムの欧州先行受注などに注目集まり戻り高値に進む

■自動運転化が船舶にも広がる印象で買い材料視される

 ヤマハ発動機<7272>(東1)は9月15日、3170円(60円高)まで上げた後も3160円前後で推移し、このところの出直り相場で高値に進んでいる。同日、「次世代操船システム『HARMO』を欧州で先行受注開始」と発表しており、自動運転化が船舶にも広がっていることを痛感して注目し直す様子がある。

 発表によると、同システムは、電動推進ユニットとステアリングシステムなどを統合した新しい操船システムで、2020年8月から北海道・小樽市の小樽運河クルーズで実証運航をすすめるなど、多くの知見を獲得している。欧州で先行受注を開始し、2022年春に欧州で販売開始する。イタリア・ジェノバで開催されるジェノバ国際ボートショー(9月16日~21日)に出展するという。

 株価は今年7月につけた2018年以来の高値3380円に向けて出直りを継続中。今12月期の業績回復が目立ち増額修正含みとの見方も出ている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■グローバルモデルに匹敵する日本語対応の高性能生成AIを4月から順次提供  ELYZAとKDDI<…
  2. ■優勝への軌跡と名将の言葉  学研ホールディングス<9470>(東証プライム)は3月14日、阪神タ…
  3. ■新たな映画プロジェクトを発表  任天堂は3月10日、イルミネーション(本社:米国カリフォルニア州…
2024年4月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ピックアップ記事

  1. ■金先物と原油価格、史上最高値に迫る―地政学リスクが市場に与える影響  今週のコラムは、異例中の異…
  2. ■「虎」と「狼」の挟撃を振り切り地政学リスク関連株で「ピンチはチャンス」に再度トライ  東京市場は…
  3. ■海運株と防衛関連株、原油価格の動向に注目集まる  地政学リスクによる市場の不安定さが増す中、安全…
  4. ■中東緊張と市場動向:投資家の選択は?  「遠い戦争は買い」とするのが、投資セオリーとされてきた。…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る