豊田自動織機・大和ハウス・日立物流など5社はAI搭載自動運転フォークリフトを活用しトラック運行と連携させる共同実証事業を開始

■物流施設におけるトラックの積卸し自動化と待機時間削減へ

 大和ハウス工業<1925>(東1)とイオン<8267>(東1)グループのイオングローバルSCM、花王<4452>(東1)、日立物流<9086>(東1)、豊田自動織機<6201>(東1)の5社は、経済産業省資源エネルギー庁公募事業である令和3年度「AI・IoT等を活用した更なる輸送効率化推進事業」において、物流施設でのAIを搭載した自動運転フォークリフト等を活用し、トラック運行と連携させることで、荷役効率化・物流効率化・省エネ化に取り組む共同事業の提案が採択され、2021年9月16日に交付決定された。

■サプライチェーン全体の効率化を実現するための事業者間のデータ連携

 5社は、サプライチェーンの結節点であるトラックの積卸しを自動化するために、AIを搭載した自動運転フォークリフトの実用化を目指すとともに、荷主間の計画的かつ効率的なトラック運行を実現することで、サプライチェーン全体の効率化・省エネ化に取り組む実証事業を2021年9月から行う。

 事業期間は令和5年度(~2024年3月)までの複数年度で計画され、本年度(~2022年3月)は核となるトラックの積卸しの自動化技術の確立を目指して活動する。令和4年度(~2023年3月)には、共通システムとの連携・積卸しにおけるスワップボディコンテナの有効活用、AIを搭載した自動運転フォークリフトの前後の工程にパレタイジングロボットを活用し自動化の範囲を広げることで、さらなる効率化を図る。令和5年度には、AIを搭載した自動運転フォークリフトを活用した効率化、省エネ技術が広く普及するよう実証や検討を進める。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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