ホンダは空の移動を身近にする「Honda eVTOL」(電動垂直離着陸機)の開発に着手

■ハイブリッド化により航続距離を伸ばし、今後の市場拡大が見込まれる都市間移動に対応

 ホンダ<7267>(東1)は、独創的なHondaJetで実現した空の移動をさらに身近なものとするため、さまざまなコア技術を生かして、eVTOL(electrical Vertical Take Off and Landing:電動垂直離着陸機)の開発に取り組んでいる。

 eVTOLは、電動化技術によるクリーン性はもとより、シンプルな構造で推進を分散化することで、民間旅客機同等の安全性を保ちつつ、比較的小径なローターにより、街中で離着陸しても騒音とならない静粛性を実現できることから、開発競争が活発化している。一方で、オール電化によるeVTOLには、バッテリー容量による航続距離の課題があり、その現実的な稼働範囲は都市内移動に留まっている。

 これに対しホンダは、より航続距離が長く使い勝手の良い都市間移動を実現するため、電動化技術を生かしたガスタービンとのハイブリッドによるHonda eVTOLの開発に取り組み、市場拡大が見込まれる都市間移動の実現を目指していく。また、Honda eVTOLには、電動化技術のほかにも、燃焼や空力、制御技術といった、これまでホンダがさまざまな領域で培った技術が生かされている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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