クリーク・アンド・リバー社は22年2月期2Q累計・通期予想を上方修正

(業績予想修正速報)
 クリーク・アンド・リバー社<4763>(東1)は9月30日の取引時間終了後に、22年2月期第2四半期累計および通期の連結業績予想の上方修正を発表した。通期予想は再上振れの可能性がありそうだ。また新市場区分への移行についてプライム市場選択申請も発表した。株価は上場来高値圏だ。好業績を評価して上値を試す展開を期待したい。

■22年2月期2Q累計・通期予想を上方修正、通期は再上振れの可能性

 22年2月期第2四半期累計の連結業績予想について、売上高を13億円、営業利益を5億円、経常利益を5億円、親会社株主帰属四半期純利益を3億円、それぞれ上方修正して、売上高が前年同期比13.8%増の210億円、営業利益が44.3%増の21億円、経常利益が42.3%増の21億円、親会社株主帰属四半期純利益が39.8%増の13億50百万円とした。売上面では日本クリエイティブ分野の好調が牽引し、利益面ではDX化による生産性向上なども寄与した。

 通期の連結業績予想については、売上高を13億円、営業利益を3億50百万円、経常利益を3億50百万円、親会社株主帰属当期純利益を2億円、それぞれ上方修正して、売上高が21年2月期比10.7%増の413億円、営業利益が30.8%増の32億円、経常利益が28.8%増の32億円、そして親会社株主帰属当期純利益が18.4%増の19億50百万円とした。

 下期の利益予想を下方修正した形だが、第2四半期累計の超過分の一部を主に既存事業の伸長を目的とする広告宣伝費等の事業投資として実行する見込みとしている。ただし通期予想は再上振れの可能性がありそうだ。積極的な事業展開で収益拡大基調を期待したい。

■株価は上値試す

 株価は上場来高値圏だ。好業績を評価して上値を試す展開を期待したい。9月30日の終値は1841円、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS87円48銭で算出)は約21倍、時価総額は約424億円である。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■グローバルモデルに匹敵する日本語対応の高性能生成AIを4月から順次提供  ELYZAとKDDI<…
  2. ■優勝への軌跡と名将の言葉  学研ホールディングス<9470>(東証プライム)は3月14日、阪神タ…
  3. ■新たな映画プロジェクトを発表  任天堂は3月10日、イルミネーション(本社:米国カリフォルニア州…
2024年4月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ピックアップ記事

  1. ■金先物と原油価格、史上最高値に迫る―地政学リスクが市場に与える影響  今週のコラムは、異例中の異…
  2. ■「虎」と「狼」の挟撃を振り切り地政学リスク関連株で「ピンチはチャンス」に再度トライ  東京市場は…
  3. ■海運株と防衛関連株、原油価格の動向に注目集まる  地政学リスクによる市場の不安定さが増す中、安全…
  4. ■中東緊張と市場動向:投資家の選択は?  「遠い戦争は買い」とするのが、投資セオリーとされてきた。…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る