加賀電子は太陽誘電からの「無線モジュール事業」譲受など好感され大きく出直る

株式市場 銘柄

■『Bluetooth』などの商圏、技術、知的財産権を承継

 加賀電子<8154>(東1)は10月15日、大きく出直って始まり、取引開始後は2908円(61円高)まで上げて10月8日以来の2900円台復帰となっている。14日午後、連結子会社の加賀電子FEIが太陽誘電<6976>(東1)から「無線モジュール事業」を譲受し承継と発表、買い材料視されている。

 太陽誘電から『Bluetooth』および『Wireless LAN』モジュールにかかわる商圏、開発・製造技術、ならびに知的財産権を承継し、2022年1月から小型無線モジュール事業を開始すると発表した。太陽誘電も「無線モジュール事業を加賀FEIへ譲渡」と発表した。太陽誘電も高い。

 加賀電子の株価は9月に3345円まで上げて2017年以来の高値に進み、その後は「岸田ショック」による全体相場の下げに押されて一時17%の調整となった。しかし、ちょうど26週移動平均の水準で反騰に転じた。移動平均が下支えになるのは健全な調整とされ、長期上昇傾向に変化はないと見られている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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