【株式市場】日経平均は後場ダレ模様だが値を保ち反発、好決算株など高い

株式市場 証券取引所

◆日経平均は2万8804円85銭(96円27銭高)、TOPIXは2002.23ポイント(1.42ポイント高)、出来高概算(東証1部)は10億5124万株

 10月22日(金)後場の東京株式市場は、ソニーG<6758>(東1)やレーザーテック<6920>(東1)が一段と強含んで始まり、この日の高値圏で推移し、富士通<6702>(東1)も13時にかけて一段高。月初に売り越した信託銀や生損保の資金が舞い戻ってきたとの見方も聞かれ、日経平均も寄り後は前場の高値(280円92銭高の2万8989円50銭)に迫る場面があった。一方、鉄鋼、大手商社、大手銀行株などは重く、日経平均はダレ模様で推移し、大引けは反発したが96円高にとどまった。

 後場は、13時に四半期決算と業績予想の増額修正を発表したモリ工業<5464>(東1)や、13時40分に業績・配当予想の増額を発表したシンフォニアテクノ<6507>(東1)が急伸。セブン工業<7896>(東2)も業績予想の増額が好感されストップ高。マーチャント・バンカーズ<3121>(東2)は業績上振れ期待などで2日連続急出直り。ジモティ-<7082>(東マ)は自治体の社会福祉協議会との連携など好感され一段高。川崎地質<4673>(JQS)は直近の調整大きいが3分の2押しで止まりチャート妙味とされて上げ幅を広げストップ高。

 東証1部の出来高概算は10億5124万株(前引けは5億536万株)、売買代金は2兆4303億円(同1兆1674億円)。1部上場2184銘柄のうち、値上がり銘柄数は933(前引けは1120)銘柄、値下がり銘柄数は1122(同905)銘柄。

 また、東証33業種別指数は10業種(前引けは20業種)が値上がりし、値上がり率上位は、精密機器、機械、電気機器、海運、ゴム製品、空運、ガラス土石、倉庫運輸となった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■離職率低下と顧客満足向上を実証、省人化潮流に逆行する人材重視戦略  「丸亀製麺」主力のトリドール…
  2. ■ビーム整形と出力平準化技術を融合し大気揺らぎを克服  NTT<9432>(東証プライム)と三菱重…
  3. ■航続距離650キロを実現、日野が新型FCV大型トラック投入  日野自動車<7205>(東証プライ…
2025年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

ピックアップ記事

  1. ■日銀トレード再び、不動産株に眠る超割安銘柄  今週の投資コラムは、政策金利据え置きの投資セオリー…
  2. ■日銀据え置きでも冴えぬ不動産株、銀行株が主役に  株価の初期反応が何とも物足りない。10月30日…
  3. ■造船業再生へ3500億円投資要望、経済安全保障の要に  日本造船業界は、海上輸送が日本の貿易の9…
  4. ■高市政権が描く成長戦略、戦略投資テーマ株に資金集中  「連立政権トレード」は、早くも第2ラウンド…
  5. ■全市場のわずか1.4%、希少な高配当利回り銘柄が浮上  株式市場では、高配当利回りを持つ10月決…
  6. ■「高市祭り」への期待と警戒交錯、資金は安定配当株へシフト  10月終盤相場は、「高市祭り」か「高…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る