【どう見るこの株】アセンテックは戻り試す、22年1月期増収増益予想、さらに上振れの可能性

 アセンテック<3565>(東1)はセキュリティソリューションのひとつとして仮想デスクトップソリューションを展開している。22年1月期は需要が高水準に推移して増収増益予想としている。第2四半期累計が順調であり、通期予想に上振れの可能性がありそうだ。積極的な事業展開で収益拡大を期待したい。株価は下値を切り上げて底打ちを確認した形だ。基調転換して戻りを試す展開を期待したい。

■仮想デスクトップソリューション

 セキュリティソリューションのひとつとして仮想デスクトップソリューションを展開している。海外メーカーと1次代理店契約を締結して商品の輸入・販売・保守を行うほか、自社ブランド「Resalio(レサリオ)」の開発・販売も行っている。事業区分は仮想デスクトップ事業、クラウドインフラ事業、クラウドサービス事業としている。

 10月21日には、自治体情報システム強靭性向上モデルへの移行や、専用端末を使用したテレワーク環境構築を目的として、多摩市役所および佐賀市役所に「リモートPCアレイ」が導入されたと発表している。

■22年1月期増収増益予想

 22年1月期の業績(非連結)予想は、売上高が21年1月期比8.6%増の65億円、営業利益が15.3%増の7億円、経常利益が10.8%増の7億円、当期純利益が14.8%増の4億85百万円としている。

 第2四半期累計は、売上高が前年同期比6.0%増の33億93百万円、営業利益が21.3%増の4億02百万円、経常利益が12.8%増の3億97百万円、四半期純利益が13.8%増の2億77百万円だった。

 上期として過去最高だった。売上面では、大規模仮想デスクトップ基盤の受注が好調に推移し、クラウドインフラビジネスも復調傾向となった。利益面では、全体としての増収効果に加えて、自社製品「Resalio Lynx」や保守等の継続収入ビジネスの伸長が寄与した。

 通期予想を据え置いたが、第2四半期累計の進捗率は売上高が52.2%、営業利益が57.4%、経常利益が56.7%、純利益が57.1%と順調だった。テレワーク化なども背景として、仮想デスクトップやゼロトラストソリューションの需要が拡大基調であり、通期予想に上振れの可能性がありそうだ。積極的な事業展開で収益拡大を期待したい。

■株価は基調転換して戻り試す

 なお22年4月移行予定の新市場区分に関しては、一次判定結果でプライム市場適合を確認している。この結果に基づいて新市場区分選択申請に係る所定の手続を進める。

 株価は下値を切り上げて底打ちを確認した形だ。週足チャートで見ると26週移動平均線突破の動きを強めている。基調転換して戻りを試す展開を期待したい。10月21日の終値は1295円、時価総額は約175億円である。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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