【株式市場】NYダウ最高値など好感され日経平均は545円高まで上げた後も高値圏で推移

◆日経平均は2万9100円57銭(500円16銭高)、TOPIXは2019.30ポイント(23.88ポイント高)、出来高概算(東証1部)は6億177万株

 10月26日(火曜)前場の東京株式市場は、NYダウの連日最高値を受けて株価指数の先物が先行高となった上、ソニーG<6758>(東1)やトヨタ自<7203>(東1)、日本製鉄<5401>(東1)などの主力株が一斉高となり、日経平均は327円高で始まった後一段と上値を追い、午前10時25分頃に545円52銭高(2万9145円93銭)まで上げた。海運株、不動産株なども強く、日経平均は前引けまで上げ幅500円台を保ち、3取引日ぶりに2万9000円台を回復した。

 NTT(日本電信電話)<9432>(東1)が中期経営戦略の見直しと経営目標値の引き上げなど好感されて活況高となり、スク・エニHD<9684>(東1)は外資系証券による目標株価の引き上げ以降3日続伸し日々上げ幅拡大。鉄人化計画<2404>(東2)はカラオケにも客足戻るとされて一段高。アイドマHD<7373>(東マ)は類似業態のCINC<4378>(東マ)が26日新規上場となり初値の後一段高のため比較感とされ反発一段高。シーズメン<3083>(JQS)は引き続き「メタバース」ファッション事業への進出が好感され2日連続ストップ高。

 新規上場のCINC<4378>(東マ)は午前9時48分に3950円(公開価格3080円の28%高)で初値をつけ、11時にかけて一段高の4055円(同32%高)まで上げ、前引けは3760円。

 東証1部の出来高概算は6億177万株、売買代金は1兆2898億円。1部上場2184銘柄のうち、値上がり銘柄数は1788銘柄、値下がり銘柄数は294銘柄。

 また、東証33業種別指数は全33業種が値上がりし、鉄鋼、情報通信、輸送用機器、ゴム製品、非鉄金属、小売り、医薬品、海運、証券商品先物、パルプ紙、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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