大幸薬品:「ゆるハラさん」に、夏おすすめ対策を紹介

■「冷房・冷たい食べ物」に要注意、おなかのトラブル6割が経験

大幸薬品<4574>(東1)は、このたび15~69歳の男女1,200名を対象に「日本人のおなかのトラブル」についての調査を行ったが、多くの人が「夏」を「最も下痢をしやすい季節」だと考えていることが分かったと発表した。そこには、夏だからこその「生活習慣」が外・内から身体を冷やすことが共通の要因だが、男性・女性では異なった原因があることも分かった。

同社では主力製品「正露丸」が有効な効果を発揮していることを捉え、夏のおすすめ自衛策を紹介している。

■悩まされる夏のシーンとは?

調査対象の男女に「下痢になることが多い季節」を尋ねると、全体の半数(50%)が「夏」と答えていることから、「夏ならではの生活習慣が下痢症状を誘発している可能性が高い」と捉え、全体の約6割にあたる経験者男女697名を対象に、トラブルの原因を調査した。

結果は1位が「冷房による冷え」(54%)。さらに「水・ジュース等の飲み過ぎ」(44%)、「アイスクリームなど冷たいものの食べ過ぎ」(38%)と上位に続く結果を得た。

男性の場合は、「水・ジュース等の飲み過ぎ」が1位(44%)、特に50代以上の半数以上が「アルコールの飲み過ぎ」を理由に挙げている。

一方、女性の場合は、「冷房による冷え」を1位(66%)に挙げ、特に20代では71%を占めた。

夏だからこその生活習慣が外・内から身体を冷やし「おなかのトラブルの原因」になっているようだが、男女でトラブルの原因が異なることが注目される。

■「ゆるハラさん」~夏が本番のイベントで5人に1人辛い経験者

さらに、普段から下痢を起こしやすいと自覚している「ゆるハラさん」も多く、全年代通じて22%(男性26%、女性18%)、5人に1人が「ゆるハラさん」と感じていることも分かった。

また、この調査で「トイレに困った経験がある」シーンについて同時調査したところ、「海水浴・プール」(30%)や「バーべキュー」(26%)、「夏祭り・花火大会」(26%)、「コンサート・ライブ・音楽フェス」(20%)、「飲食イベント」(17%)など「夏が本番のイベント」で困っているケースが多く、トイレ探しに悩む場面が多岐にわたっていることもうかがえる。

■気温23度から1度アップ→「売上」5%アップ~『正露丸』気温変化と密接連動(同社)

多くの体験者の自衛策は色々だが、おなかのトラブルに見舞われる夏に「下痢止め」を持ち歩く人4人に1人(25%)と少ないが、同社調べでは「正露丸」「セイロガン糖衣A」を下痢止めに常用するユーザーは「正露丸」を選ぶケースが最も多く、「夏に持っていてよかった」という経験者が52%だという。

同社では、「いざという時の安心に『正露丸』を所持しているようです。正露丸の売上と気温の変化には密接な関係が見られ、気温23度から1度上がるごとに、売り上げが5%上昇することが分かっています。最も売れるのは夏。」と話している。

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