海運株が軒並み高、コロナ禍で業績拡大したため「オミクロン」拡大は怖くないとか

■世界的な港湾労働の停滞、コンテナ不足などによる運賃市況の高騰など連想

 川崎汽船<9107>(東1)は12月2日、時間とともに上げ幅を広げ、午前11時にかけて一時8%高の5320円(435円高)まで上げて出直りを強めている。会社発表の注目材料としては、1日付で開示した「AIを活用した契約書管理プラットフォームの導入」が注目されたが、海運株は商船三井<8104>(東1)が6%高、日本郵船<9101>(東1)も5%高など軒並み高となっている。

 このため、海運各社に共通する買い材料として、各社の業績が昨年来のコロナ禍で運賃市況の高騰などを受け手拡大したこと、このところ原油市況が下げっていること、などが挙げられている。コロナ禍では、世界的な港湾労働の停滞、コンテナ不足などにより運賃市況が高騰した。このため、株式市場関係者からは、新型コロナ「オミクロン」の拡大も怖くないといった雰囲気で買いが入っている、との見方が出ている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■環境要因は50%、漁獲圧は25%、状態空間モデルで初の定量評価  東京大学は11月1日、日本周辺…
  2. ■ドジャース、球団史上初の2年連続制覇  ロサンゼルス・ドジャースは、2025年MLBワールドシリ…
  3. 【先人の教えを格言で解説!】 (犬丸正寛=株式評論家・平成28年:2016年)没・享年72歳。生前に…
2025年12月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031  

ピックアップ記事

  1. ■売り方手仕舞いで需給改善が後押し  師走相場では、リスクの大きい銘柄であっても、逆日歩のつく信用…
  2. ■師走相場は最終レースさながら、勝ち負け分ける「掉尾の一振」に熱視線  師走である。礼節一点張りの…
  3. ■金利環境改善が銀行株に追い風、逆張りの買いも有力視  今週の当コラムは、銀行株に注目することにし…
  4. ■「トリプル安」も怖くない!?逆張りのバリュー株ローテーションからは銀行株になお上値余地  「神風…
  5. ■気温急低下がシーズンストック相場発進を後押し  今週のコラムでは、バリュー株選好の別の買い切り口…
  6. ■「押し」のAI株より「引き」のバリュー株選好で厳冬関連株の先取り買いも一考余地  「押してだめな…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る